【八幡野ダイビングサービス】伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント紹介③

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【八幡野ダイビングサービス】伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント紹介③

今回は、伊豆半島の東伊豆に位置する伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海にある、東伊豆3大ダイビングポイントの1つ『八幡野ダイビングサービス』(八幡野港)について紹介します。3大ダイビングポイントの中で、『1番小さな漁港の、1番小さな施設』が八幡野ダイビングサービス(八幡野港)です。小さな漁港だからといって、あなどってはいけません!

この記事を読めば

『八幡野ダイビングサービス』(八幡野港)が、

  • 小さい漁港のダイビング施設だからこそ、すべてがコンパクトにまとまっていて、とても使いやすいこと。
  • ビーチダイビング、ボートダイビング両方のダイビングができること。
  • 『伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)のダイナミックな岩場の地形』、『富戸ダイビングサービス(富戸港)のおだやかな砂場の地形』それぞれの特徴を『たして(+)して2でわった(÷)ような、中間的な地形』が特徴であること。

が、わかります。

伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)でダイビングを始めると、必ず『八幡野ダイビングサービス』(八幡野港)を利用します。事前情報として、どのような施設を利用してファンダイビングを行うのか、イメージしながら確認してみてください!

とら吉
とら吉

ウエットスーツやドライスーツを着ていれば、雨に濡れても気にならない。でも着替える前に服がぬれるのは嫌!そんな時、コンパクトな八幡野の施設はとっても嬉しい。北風が吹くと雨になる伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海。強い北風でも荒れない八幡野ダイビングサービス(八幡野港)は、『雨の日のダイバーのみかた』だよ!

八幡野ダイビングサービス公式ホームページは、こちら

【伊豆海洋公園ダイビングセンター】伊豆高原の海|3大ダイビングポイント紹介①

【富戸ダイビングサービス】伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント紹介②

【伊豆高原のシュノーケリング(スノーケリング)コース解説】ダイビング未経験者必見!

【伊豆高原の体験ダイビング|ダイビング未経験者必見!】インストラクターが解説(記事の中で、『泳げないお客様がダイバーになった実例』を紹介しています。)

【伊豆高原のダイビングライセンス取得講習|未経験者必見!】インストラクター解説

【ダイビングの始め方】ダイビング未経験者必見!|潜水歴33年のインストラクターが解説

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海  『ダイビングポイントの成り立ちと周辺環境』

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海は、4000年ほど前に、大室山の大きな噴火で流れ出した溶岩によって形成された海岸線となっています。噴火当時に大量の溶岩が海まで流れ込み、冷やされてかたまり、岩場の海岸線が形成されました。

現在は、富戸港〜伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)までの『ピクニカルコース(約3キロ)』と伊豆海洋公園ダイビングセンター〜八幡野港までの『自然研究路(約6キロ)』合わせて合計約9キロの『東伊豆3大ダイビングポイント』全てを有する岩場の海岸線が広がっています。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海は、そのほぼ全域で、ビーチダイビングやボートダイビングを楽しむことができます。

八幡野ダイビングサービス  (八幡野港) 『施設紹介』

八幡野ダイビングサービス(八幡野港)では、ダイバーが快適に利用できるように、色々な設備を用意してくれています。ここからは、写真を利用して、八幡野ダイビングサービス(八幡野港)の施設の紹介をしていきます。

八幡野ダイビングサービス建物。1階が受付。2階には、男性用の『更衣室』『シャワー』『トイレ』、男女共用の休憩室がある。2022年9月までは、伊東漁協の直営だった。2022年10月からは、別会社に運営を委託してリスタートしている。
女性の『更衣室』『シャワー』『トイレ』は、ダイビングサービス横の路地側に入口がある。
女性更衣室入口
八幡野ダイビングサーブビス 1階 受付スペース
階段(左) 男女共用休憩スペース(右)
男女共用休憩スペース。入口側から見たところ。
男女共用休憩スペース。テラス側から見たところ。
男女共用休憩スペース。ダイバーのために、荷物置き場用の棚、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポットが完備されている。
男性シャワー&更衣室(左) 男性トイレ(右)
男性シャワー&荷物置き場
貴重品などを預ける有料ロッカー(¥200)
『セッティングエリア&エントリーエキジット口』に向かうダイバー通路。通路海側(右側)は、駐車スペースとなっている。
 
ダイバー通路から見た八幡野港の景色
八幡野港。ボートダイビングの際は、左奥の船着場から、漁師さんの漁船に乗って出港する。
器材セッティングエリア。手前が使用済みレンタルシリンダー返却置き場。奥が充填済みレンタルシリンダー置き場。1番奥にシャワー&温浴槽。
温水シャワー(左) 温水槽(右)
温水シャワー&温水槽側から見たセッティングエリアの景色
塩気を落とすための、真水の水中カメラ専用水槽
セッティングエリアから見た、ダイバー通路とエントリー&エキジット口
エントリー&エキジット口。シリンダーを背負って出入りする際に、ふらつかないように、左右に張ってあるロープを手すりがわりにして出入りすることができる。
エントリー&エキジット口から見た、セッティングエリアの景色
エントリー&エキジット口から見た海岸線。奥の岸壁は、土日になるとロッククライミングを行うクライマーでにぎわう。この岩壁が日本のロッククライミングがスタートした場所と言われている。
海岸線から見た八幡野港
とら吉
とら吉

八幡野港は、比較的小さな漁港。建物や施設がコンパクトにまとまっていて、移動に手間がかからない。ダイバーにとって、使いやすいダイビングポイントだよ!

八幡野ダイビングサービス  (八幡野港) 『水中景観』

八幡野ダイビングサービス(八幡野港)の水中景観は、アップダウンが少ないなだらかな地形で、砂場と岩場が混在する転石砂場がメインの地形です。同じ伊豆高原の3大ダイビングポイントの『ダイナミックな岩場の地形がメインの伊豆海洋公園ダイビングセンターの海』と『内湾でなだらかな砂場がメインの富戸ダイビングサービス(富戸港)の海』と比較すると、2つのポイントのちょうど中間的な地形のダイビングポイントです。

砂場と岩場が混在する転石砂場。
アジ根と呼ばれる大きな溶岩の塊(根と呼ばれれいる)には、カイメンの他にも色々なソフトコーラル(やわらかいサンゴの仲間)が付着している。
浅い水深は、岩がゴロゴロと転がっている岩場の地形となっている。
水深20mよりも深い水深では、岩が少なくなり砂場の範囲が広くなる。

八幡野ダイビングサービス  (八幡野港) 『水中生物』

八幡野ダイビングサービス(八幡野港)の海は、水深20mの深い水深まで、波打ち際からなだらかな傾斜で徐々に深くなるアップダウンの少ないなだらかな地形です。正面にはアジ根。正面よりも右側には転石砂場(20mより深い水深からは完全な砂場になる)。正面よりも左側は、大きな岩がゴロゴロと転がる岩場の地形となっている。

  • 正面の『アジ根』では、壁にカイメンや海藻、ソフトコーラルなどの付着生物がたくさん張り付いている。壁の亀裂には、エビの仲間やカサゴの仲間などを見ることができる。アジ根のすぐ隣の大きなイソギンチャクには、越冬したクマノミも見ることができる。
  • 正面右側の『転石砂場』では、ゴミに擬態した魚の幼魚やイカの仲間。砂に潜って隠れている、ヒラメやエイ、カサゴの仲間をよく見かける。
  • 左側の『岩場』では、折り重なった大きな岩の下の隙間をトンネルのように潜り抜けられる地形。溶岩が冷えて特別な形状になった『柱状節理』。その大きな岩の壁に、ウミウシの仲間やソフトコーラルの仲間。少し沖の方に向かうと時々アオウミガメに出会うこともある。

伊豆高原の海3大ダイビングポイントの、『伊豆海洋公園ダイビングセンターの海』『富戸ダイビングサービス(富戸港)の海』2つのポイントのどちらとも違う地形のおかげで、同じ伊豆高原の海でも、ちがった生き物に出会うことができる。八幡野ダイビングサービス(八幡野港)もまた魅力的な面白い海です。

八幡野の海の浅い水深には、色々な種類の海藻が生えている。写真は『カギケノリ』
潜り始めてすぐの浅い水深に住む『ミギマキ』。赤い口が特徴。
尾ビレの白い水玉模様が特徴の『タカノハダイ』。『ミギマキ』と同じ浅い水深に住んでいる。
春から初夏にかけて、浅い水深でよく見かける『キタマクラ幼魚(フグ)』
岩陰に住む『アカハタ小』。ストロボを当てると『赤いキレイな色』だが、肉眼で見ると『くすんだ薄いオレンジ色』に見える。
浅い岩場に住む『カサゴ』。伊豆の海の定番の魚。
浅い水深から15mくらいの水深まで、岩場でよく見かける『サザエ』(伊豆高原の海では、海藻や貝も含めてすべての生き物の採取は禁止となっている。)
10mくらいの水深には、美しいソフトコーラルの仲間『イソバナ』も生えている。(ソフトコーラルとは、やわらかいタイプのサンゴの仲間のこと。)
八幡野の海で、もう数年間越冬を繰り返している、熱帯魚の『クマノミのペア』
アジ根周辺でよく見かける『アカヒトデ』。伊豆で一番ポピュラーなヒトデ。
ヒトデの仲間の『テズルモズル①』。触手を縮めて丸まっているところ。
ヒトデの仲間の『テズルモズル②』。刺激を受けて触手を伸ばしているところ。
八幡野の海の岩場に多い『オオパンカイメン』
転石砂場で海藻などに擬態する『スジコウイカ』
八幡野の春の海でよく見かける『オニオコゼ』。砂場に潜って隠れていることが多い。
死滅回遊魚の『アマミススメダイ幼魚』。毎年夏から秋にかけて、小さくてキレイな熱帯魚の幼魚が沖縄方面から黒潮で流されてくる。冬は越せずに死んでしまうので、伊豆では熱帯魚ではなく『死滅回遊魚』と呼ばれている。

まとめ

この記事では、東伊豆3大ダイビングポイントの

  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海『ダイビングポイントの成り立ちと周辺環境』
  • 八幡野ダイビングサービス(八幡野港)『施設』
  • 八幡野ダイビングサービス(八幡野港)『水中景観』
  • 八幡野ダイビングサービス(八幡野港)『水中生物』

について紹介しました。

八幡野ダイビングサービス(八幡野港)は、小さな漁港のとなりを潜るダイビングポイントですが、『スノーケリングコース』『体験ダイビングコース』『ダイビングライセンス取得講習(海洋実習)』『ファンダイビング』など、すべてのダイビングをおこなう事のできるゲレンデです。

『漁港のとなりを潜る』という、伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海ではごく当たり前のダイビングを、ぜひ体験しにきてください!

とら吉
とら吉

エントリー&エキジット口の海岸からほんのちょっと沖に出ると、海岸の岩壁でロッククライミングしているクライマーの人たちを見ることができる。『ダイバーは、海に潜り』『クライマーは、壁を登る』。八幡野港周辺は、アウトドア全開のゲレンデだよ!

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