【ダイビングの始め方】ダイビング未経験者必見!|潜水歴33年のインストラクターが解説

広告

【ダイビングの始め方】ダイビング未経験者必見!|潜水歴33年のインストラクターが解説

色々な趣味の中から『今年こそはダビイングを始めたい!』と思っている人は、かなり多いはずです。しかし、実際にダイビングを趣味として始める人は、その中の1割にも満たないと感じています。

ダイビングは、他のアウトドアレジャーと違って『ライセンス取得講習』を受講して、ライセンスを取得して初めてスタートラインに立てる趣味だからです。

最初のスタートに少しだけ高めのハードルがある感じですね。

そのハードルが『超えられる人』と『超えられない人』の差は、その人の置かれている環境に左右されています。

知り合いにダイバーが『いる』『いない』

近くにダイビングができる海が『ある』『ない』

ダイビングを始めるにあたって自分が持っている質問(不安)に答えてくれる人が『いる』『いない』

今回は、できるだけ多くの人がそのハードルを超えられるように解説をしていきます。

この記事を読めば、自分の置かれている環境がダイビングを始めることに対してアドバンテージがある人でも、最終的には、ハードルを超えて『ダイビングのライセンス取得講習』に参加できるようになります。

自分の環境に照らし合わせて、記事を読み、ダイビングをどのように始めたらいいかを選択してみてください!

とら吉
とら吉

記事の後半に『伊豆高原(城ヶ崎海岸)のダビイング環境』と『年間を通した海中の四季の変化』についても解説しました。始め方だけでなく、始めたあとにどんなダイビングの楽しみ方が待っているのかもチェックしてみてね!

ダイビング始める際の申し込み先は?

 仲の良い知り合いにダイバーがいる場合

  • 仲の良い知り合いのダイバーにダイビングショップを紹介してもらう。
  • ご自身の目的に応じて『シュノーケリング(スノーケリング)』『体験ダイビング』『ダイビングライセンス取得』いずれかのコースを紹介で申し込む。

これが一番オススメのダイビングの申し込み方!

『気の合う仲の良い知り合い』の通うダイビングショップやインストラクターであれば、自分と良好な関係を築ける確率が高い。

仲の良い知り合いのダイバーにダイビングショップを紹介してもらうことをオススメする理由

  • 『仲の良い知り合い』と、気の合うダイビングスタッフと共に、初めから楽しくダイビングをスタートすることができる。ダイビングを始めるにあたって、精神的な不安やストレスのハードルが低くなる。
  • 『仲の良い知り合い』が一番身近な先輩ダイバーなので、ダイビングについて『何かわからないこと』『気になること』があってもすぐに質問して気がねなく確認することができる。
  • 一緒に潜る仲間が最初からできるため、多少不安があっても後押ししてくれたり、気持ちに寄り添ってアドバイスしてもらえる。知り合いにダイバーがいない人が1人で始めた場合に比べてダイビングが継続しやすい。
  • 趣味のファンダイビングで、海に潜った後に気がねなくおしゃべりができるダイバー仲間が、すぐそばにいてくれる。
  • ダイビングは、海中でおしゃべりができない。海から上がった後にたくさんおしゃべりベリしたくなる遊び。気兼ねなく喋れる相手がいるだけで、何倍も会話が楽しくなる。

仲の良い知り合いの紹介で、同じショップでダイビングをスタートすれば、間違いなく楽しくダイビングがスタートできる。

 知り合いにダイバーがいない場合&仲が悪い知り合いにダイバーがいる場合

広告

『asoview(アソビュー)』を利用して、ダイビングを申し込む方法がオススメ!

  ☆無料会員登録で最大5%割引クーポンもらえる☆          asoview(アソビュー)公式サイト   ! 

  • 『知り合いにダイバーがいない場合でも『asoview(アソビュー)』を利用すれば、ダイビングショップやスタッフを自分で効率よく探すことができる。
  • 『知り合いにダイバーがいない場合』でも伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海で(※その他の地域の海でも)ダイビングを始める事ができる。
  • 休日も『仲が悪い知り合い』と会うのはストレスになる。無理して『仲が悪い知り合いに』ダイビングショップの紹介はしてもらわない方が良い。
  • 『仲が悪い知り合い』と気が合うダイビングショップのインストラクターとは、良好な関係を築ける確率が低い。
  • 『類は友を呼ぶ』の言葉通り、似た雰囲気の(自分と気が合わない)インストラクターや仲間があつまってしまう確率が高い。

『アソビュー』で、ご自身のお住まいに近い『地域』→『アウトドア』→『スクーバダイビング』→『ライセンス取得講習』または『体験ダイビング』いずれかの希望のコースを検索。この方法なら、知り合いにダイバーがいなかったとしても、自分に合った『ゲレンデやショップ』『ダイビングショップ開催の各コースプラン』を探し当てることができる。(※『シュノーケリング(スノーケリング)』を希望される場合は、『スクーバダイビング』ではなく『シュノーケリング』を選択する。)

実際に『asoview(アソビュー)』を利用して伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海でライセンス取得コースを申し込む方法

  • ①無料会員登録で最大5%の割引クーポンを取得』
  • ②検索窓で『行き先、遊び、スポットなど』を選択
  • ③選択項目から『すべての先』を選択
  • ④『伊豆』を選択
  • ⑤『伊東、宇佐美、川奈』を選択。
  • ⑥次の選択項目で『すべてのあそび』を選択
  • ⑦ジャンルから発見の項目から『アウトドア』を選択
  • ⑧『ダイビング、スクーバダイビング』を選択
  • ⑨『ダイビングライセンス取得(Cカード取得)』を選択。ここまで入力して検索すると各ショップのライセンスコースのプラン一覧が表示される。
  • ⑩ライセンスコースプラン一覧の中から、自分の希望に合ったダイビングショップのプランを選択。プランが選択できたら予約日時と人数などを入力して予約する。

※地域名は、市町村名検索なので、観光地名の『伊豆高原』では、選択項目がない。『伊東、宇佐美、川奈』を選択することで、伊豆高原の海での『ダイビングライセンス取得(Cカード取得)プラン』を見つける事ができる。

※『体験ダイビング』を希望される方は、上記⑨の項目の『ダイビングライセンス取得(Cカード)』選択のところを→『体験ダイビング』で選択する。

 『知り合いにダイバーがいない場合』&『仲が悪い知り合いにダイバーがいる場合』『asoview(アソビュー)』を利用してライセンス取得コースを申し込むメリット

  • 単純にネット検索して探そうとすると、選択肢が多すぎて選ぶことが難しい。『asoview(アソビュー)』で地域を伊豆高原周辺(またはお住まいに近い地域の海)に絞ることで自分に合ったショップとコース内容を選択しやすくなる。
  • 『シュノーケリング(スノーケリング)』『体験ダイビング』『講習』全てのプラン内容の詳細も説明あり。
  • 参加者の口コミの確認ができる。
  • 各ショップの用意したイメージ写真で、申し込む前にどのような『ダイビングショップ』『ダイビングプラン』か、雰囲気を確認することができる。
  • 申し込み後、問い合わせが必要な場合は、asoview(アソビュー)サイト内のコメント欄から『ダイビングショップ』に直接の質問ができる。
  • 無料会員登録で、最大5%割引クーポンもらえる。
  • 同じ会社が提供しているプランで(体験容、利用日、参加条件、キャンセル規約などの基本情報)などが同じ状態の場合。他サイトが『アソビュー』よりも安い料金でプランを提供している場合に限り、差額の2倍のアソビュー!ポイントを付与してくれる『最安値保証』の制度がある。

 『知り合いにダイバーがいない場合』&『仲が悪い知り合いにダイバーがいる場合』『asoview(アソビュー)』を利用してライセンス取得コースを申し込むデメリット

  • 『asoview(アソビュー)』を利用する際に、すべての申込み作業を自分で行う必要がある。
  • 1つ1つのショップの各コース内容に目を通して、自分に合うショップを選ぶ必要がある。

『知り合いにダイバーがいない場合』&『仲が悪い知り合いにダイバーがいる場合』に、『asoview(アソビュー)』を利用してライセンス取得コースを申し込む際は、デメリットよりもメリットの方が多い。

とら吉
とら吉

今住んでいる地域に『海がなくても』『ダイバーがいなくても』『ダイビングショップがなくても』大丈夫。asoview(アソビュー)を利用して『潜れる海と』『ダイビングショップとスタッフ』さえ探せれば、自然と周りに気の合うダイビング仲間ができる。

1人でダイビングを始めようと思っている人も心配しないで!

ダイビングを始めるときに、どのプランに申し込めばいいか?

 シュノーケリング(スノーケリング)コース

※【伊豆高原のシュノーケリング(スノーケリング)コース解説】ダイビング未経験者必見!

シュノーケリング(スノーケリング)コース内容

シリンダーを背負わずに、ウェットスーツ、フィン、マスク、スノーケルを身につけて、水面をバタ足でお散歩するコース。

シュノーケリング(スノーケリング)に参加をお勧めする人

ダイビングを始めたいけれれど『泳げない』『高齢で自信がない』『最初から潜るのは怖い』などの理由でシリンダーを背負って潜るのが怖い人、無理な人

シュノーケリング(スノーケリング)参加後のおすすめコース

『シュノーケリング(スノーケリング)』で海に潜る自信がついた人は、直接『ライセンス取得』へ!

『シュノーケリング(スノーケリング)コース』は面白かったけれど、『ライセンス取得』の参加は自信がない人は、『体験ダイビング』へ!

『シュノーケリング(スノーケリング)』で海に潜る自信がついた人は、直接『ライセンス取得』へ!

 体験ダイビングコース

※【伊豆高原の体験ダイビングをインストラクターが解説】ダイビング未経験者必見!

体験ダイビングコース内容

スクーバダイビングのライセンスを取得していない人に、お試しでダイビングをしてもらい、海の中を潜る体験をしてもらう、ダイビングお試しコース。伊豆高原の体験ダイビングでは、大体5m位までを目安に水中散歩を体験してもらうショップが多い。

体験ダイビングに参加をお勧めする人

ダイビングを始めてみたいけれど『初めからライセンス取得するのは自信がない』などの理由でまずはライセンスを取得する前に、試しに一度潜ってみたい人

体験ダイビング参加後のおすすめコース

体験ダイビングコースで海に潜る自信がついた人は、いよいよ『ライセンス取得講習』にチャレンジ!

 ダイビングライセンス取得講習コース

※【伊豆高原のダイビングライセンス取得講習|未経験者必見!】インストラクター解説

ダイビングライセンス取得講習コース内容

  • ①本格的に趣味のダイビングを始めてみたい方が、一番最初に参加して、まずはライセンス取得を目指すコース。基本は3日間。プールもしくは限定水域(※1)の基礎トレーニング。(※1プール施設のない環境の場合、穏やかな海の内湾や珊瑚礁のリーフの中の背の立つ海岸「限定水域」で、プール講習と同じ内容のトレーニングを行う事が許されている。)
  • ②学科のレクチャー&筆記試験。
  • ③海洋実習にて合計4本のダイビングを行う。(※ダイビングでは、潜った回数を1回、2回とは数えない。消費したシリンダーの本数を1本、2本と数える。)

ダイビングライセンス取得に参加をオススメする人

  • すでにシュノーケリング(スノーケリング)や体験ダイビングを経験していて、もっと本格的にダイビングをしたいと感じた人
  • とにかくダイビングに興味があって何もした事はないけれど、ダイビングライセンスを取得してダイビングを趣味にしたいと思っている人
  • 『海が怖い』『泳げない』『高齢で自信がない』など不安を持っているが、ダイビングを始めたいと思っている人
『海が怖い』『泳げない』『高齢で自信がない』など不安を持っているが、ダイビングを始めたいと思っている人に、現役インストラクターが『ライセンス取得』をオススメする理由

『海が怖い』『泳げない』『高齢で自信がない』など不安を持っている人に、いきなりライセンス取得講習に参加させるなんて!と思うかもしれませんが、我々インストラクターが直接『ライセンス取得』への参加を強くオススメするのがこのパターンの人です。

『海が怖い』『泳げない』『高齢で自信がない』など不安を持っているからこそ、ダイビングライセンス取得コースの『プール実習』『レクチャーや事前学習』などで、海洋実習で実際に海に潜る前の準備をあらかじめしておくことが重要です。

  • ダイビングの全体像を基礎『知識』として知っておくこと
  • ダイビングの基礎『技術』を身につけておくこと
  • ダイビングで使用する『器材』を揃えておくこと

この3つを準備しておくことで、『海が怖い』『泳げない』『高齢で自信がない』などいま感じているさまざまな不安のほとんどを、海に潜る前に解消する事ができます。

『ダイビングのルールを勉強し』背の立つプールで『一通りのダイビング技術』『基本的な器材の取り扱い方』を練習してから海に向かうことで、『大きかった不安を小さくしたうえで』安心感をもって海に潜ることにチャレンジできるようになるからです!

ダイビングライセンス取得講習コースで海に潜る自信がついた人は、『ファンダイビング』に参加していよいよ本格的な趣味のダイビングがスタートします!

とら吉
とら吉

自信がない人ほど、ライセンス取得講習に参加して、しっかり海に潜る準備をしてから潜ってみて!信頼できるショップと信頼できるダイビングインストラクターさえ見つかれば、誰でも必ずダイビングを楽しめるようになるよ!

ダイビング始める前に『よくある質問(不安)5選』と『回答』

※【ダイビング未経験者必見!】必ず聞かれる質問(不安)5選|インストラクターが回答(もっと詳しい説明を知りたい人はこちらの記事へ)

①泳げない

ダイビング器材を使用すると、泳げない3つの要素『目が開けられない』『息つぎができない』『体が水面に浮かない』が解消されて、水泳ができない人でもダイビング器材を使って潜れる(泳げる)ようになる。

  • マスクを使用することで『目を開けて楽に視界を確保できる』
  • レギュレーターを使用することで水泳の時のように息つぎをしなくても『息ができる』
  • ウエットスーツやドライスーツを使用することで『浮くことができる』

ダイビング器材を使うことで、誰でもシュノーケリング(スノーケリング)や体験ダイビングにチャレンジできるようになる。

②年齢に不安がある

定年退職後に、自由な時間ができて、ダイビングを趣味にしたいと考える方が多くなっている。

  • 60代はもちろん、70代でライセンスを取得し、ダイビングを普通に楽しまれている。
  • 80代で現役で趣味のダイビングを楽しんでいる方もいらっしゃる。
  • 若い人と比較すると、講習の時間や趣味のファンダイビングに慣れるまでの時間は多く必要だが、時間をかければ必ずダイビングを始める事ができる。

健康な方で、シリンダーを背負う『筋力』『体力』がある人であれば、誰でもダイビングライセンスを取得してダイビングを始めることが可能。

③サメが怖い!

レジャーダイビングを行うダイビングポイントの海に、ダイバーを襲うサメはいない。ということは、趣味でダイビングを行うダイバーの間では常識中の常識。

  • 映画の影響で正しくないサメの生態が一般に普及してしまっている。
  • ダイビングポイントに人を襲うようなサメはいない。
  • サメが見たくて、ごく限られたサメを見ることのできるポイントにわざわざ出向いて、ダイビングをおこなうダイバーもいる。

サメはダイバーにとって、『生物観察の対象魚』であり『憧れの魚』でもある。

④海が怖い!

『昔溺れた経験がある』『海で泳いだことがない』などの理由から海が怖い人もいる。

  • 私たちインストラクターの本音としては、海に怖さを感じる人ほど直接ライセンス取得コースに参加してもらい、海に潜る準備をしっかりしてから潜らせてあげたい。
  • ダイビングライセンス取得講習の海に潜る前のプールトレーニングで、ダイビングの基本の『知識』『技術』『器材』を海に潜る前に確認できることが重要なポイント。
  • ダイビングライセンス取得講習の海に潜る前のプールトレーニングで、実際に『泳いだり』『潜ったり』『トラブル対処の方法を練習したり』しておけば、潜る時にあわてることがなくなる。

どうしても始めからライセンス取得講習に参加することには不安があるという人は、『スノーケリングコース』や『体験ダイビングコース』に参加して、自分にダイビングライセンス取得コースへの参加ができるかどうか判断するのもひとつの選択肢。

⑤エア(空気)切れが怖い!

『ダイビング中エア(空気)が吸えなくなったらと思うと怖くて潜れない』という人も多い。

  • ダイビング器材には、残圧計があり、残りのエア(空気)がどのくらいあるかをいつでも確認できる。
  • 万が一シリンダーの空気を使い果たしてしまったとしても、セーフセカンドステージ(オクトパス)と呼ばれる予備の呼吸装置で、『バディー(仲間のダイバー)を助けることも』『バディー(仲間のダイバー)に助けてもらうことも』できる。
  • ダイビングのルールとして、2人以上でファンダイビングを行うことが義務付けられている。このダイビングの基本ルールを守って潜っていれば、1人でエア切れになり、絶体絶命の状態になることはない。

自分でこまめに残圧計で残圧計を確認することで、エア切れは簡単に防ぐことができる。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海 |3大ダイビングポイント

伊豆半島の東海岸に位置する伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海には、伊豆半島の中でも有名な3つの大きなダイビングポイント(ゲレンデ)がある。

①伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)

【伊豆海洋公園ダイビングセンター】伊豆高原の海|3大ダイビングポイント紹介①※もっと詳しく知りたい方は、たくさんの写真で『園内施設』と『水中生物』を紹介した詳細記事へ!

日本のレジャーダイビングは、ここから始まったと言われている海

  • 3つのダイビングポイントのなかで、一番海岸線が海に張り出していて『北風と東風と南風』『北からの波、東からの波、南からの波』全てに影響を受け易い。『富戸港』『八幡野港』2つのポイント(ゲレンデ)と比べて、海が荒れやすいポイント(ゲレンデ)となっている。
  • リアス式の城ヶ崎海岸の海岸線の地形そのままに、海中にも『大きな壁や大きな溶岩』『溶岩の岩盤』が広がっている。まるで、ボートダイビングのポイントかと思うようなダイナミックな水中景観が楽しめる。
  • 入り組んだ地形のおかげで、岩場に住む生き物の種類が非常に多い。
  • 深い方には、『溶岩の黒』とは対照的な『白くキレイな砂場』があり、明るい景色が広がっている。

伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)の海が荒れて潜れないときには、風向きや波の向きを見て『富戸港|富戸ダイビングサービス』または『八幡野港|八幡野ダイビングサービス』に移動してダイビングを行う。

②富戸港|富戸ダイビングサービス

【富戸ダイビングサービス】伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント紹介②※もっと詳しく知りたい方は、たくさんの写真で『施設』と『水中生物』を紹介した詳細記事へ!

伊東漁協が経営する日本で初めての漁協直営のダイビングサービス。(※現在全国では、当たり前に漁協が経営するダイビングサービスが増えたが、元祖は富戸ダイビングサービス。当時は、各地の漁協の関係者が視察に訪れて、そのノーハウを参考にしていた。)

  • 後述する八幡野港よりも、ひとまわり大きい港
  • 3つのポイントの中で、一番奥まった内湾の地形となっている。『北風と北からの波に弱い』逆に『南風と南からの波に強い』
  • 比較的浅い水深から、白くてキレイな砂場が広がり、砂場メインの地形となっていて砂場に生息する生き物の種類が多い。
  • 海岸に近い地形は、比較的平坦な岩盤や小さな溶岩で構成されている。

富戸港|富戸ダイビングサービスの海が『北風や北からの波』で荒れて伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)の海も荒れているときには、八幡野港|八幡野ダイビングサービスに移動して潜る。八幡野港|八幡野ダイビングサービスの海が『南風や南からの波』で荒れた時には、富戸港|富戸ダイビングサービスに移動して潜る。という具合に、それぞれが補完関係にある。

③八幡野港|八幡野ダイビングサービス

【八幡野ダイビングサービス】伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント紹介③※もっと詳しく知りたい方は、たくさんの写真で『施設』と『水中生物』を紹介した詳細記事へ!

ダイビングポイントから少しはなれた海岸沿いの岩壁では、週末ロッククライミングを楽しむクライマーがたくさん登っている。日本のロッククライミング発祥の地とも言われている場所。

  • 富戸港よりもひとまわり小さい港。
  • 富戸港のように大きく奥まった湾ではいないが、同じく内湾の地形となっている。『南風と南からの波に弱い』逆に『北風と北からの波に強い』。
  • 海岸に近い浅い水深は岩場でなだらかな傾斜が20m付近の水深まで続く。15m前後の水深は、岩と砂が入り混じる転石砂場。中央の深い20m以上の水深には、砂場もある。岩場は、20m付近から傾斜がキツくなる。『岩場メインの伊豆海洋公園(I.O.P.)』と『砂場メインの富戸港』の地形を『たして2でわった』感じの2つのポイントのちょうど中間的な地形。
  • 海岸に近い地形は、比較的平坦な小さな溶岩転がる地形で構成されている。海岸付近は浅い水深が広がり体験ダイビングやスノーケリングも安心して行える環境。

八幡野港|八幡野ダイビングサービスの海が『南風や南からの波』で荒れて、伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)の海も荒れているときには、富戸港|富戸ダイビングサービスに移動して潜る。富戸港|富戸ダイビングサービスの海が『北風や北からの波』で荒れて、伊豆海洋公園ダイビングセンター(I.O.P.)の海も荒れているときには、八幡野港|八幡野ダイビングサービスに移動して潜る。という具合に、それぞれが補完関係にある。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)のダイビング環境|『海』と『溶岩』

現在は火山活動していない伊豆高原の大室山で、むかし大きな噴火があった。その際に海の中まで大量の溶岩が流れ込み、その溶岩で現在の観光地となっている伊豆高原や城ヶ崎海岸が形成された。

  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海岸線は、全長9kmにわたって溶岩でできたリアス式の海岸。
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)海岸付近の海中は、陸上と同じように『溶岩の固まった岩盤や』『波で侵食されて崩れ落ちた大きな溶岩のかたまりがゴロゴロと転がる』地形となっている。
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の深い方の海中は、溶岩が流れこんだところまでは溶岩の岩場。それよりも沖の深い水深には、長い年月かけて砕けたサザエなどの貝殻の細かい破片が堆積した、白く美しい砂場が広がっている。

伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)の両端に、『富戸港|富戸ダイビングサービス』と『八幡野港|八幡野ダイビングサービス』。中央に『伊豆海洋公園ダイビングセンター』が位置してる。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|春夏秋冬1年中潜れる環境(施設&器材)が整っている

夏だけの遊びのイメージのあるダイビングですが、伊豆高原(城ヶ崎海岸)のダイビングポイントでは、春夏秋冬の四季(1年間を通してオールシーズン)ダビイングを楽しむ事ができる環境が整っています。

施設的な環境面

  • 1日の最大利用者数も小さな施設でも最低200名程度、大きな施設であれば、500名程度を1日で収容できるスペースを有している。
  • 『ゴールデンウィークの連休』『お盆の連休』『秋の連休』『年末年始の連休』春夏秋冬どの季節の繁忙期にも対応可能な施設的な環境が整っている。

伊豆高原にある、3つのダイビングポイントでは、全ての施設で『室内の更衣室』『温水シャワー』『トイレ』『休憩室(または、外の屋根付きのテーブル椅子)』が用意され、春夏秋冬どの季節でも1年中快適にダイビングを楽しめる環境が整ってます。

器材的な環境面(ウエットスーツとドライスーツの使い分け)

ウエットスーツ3点。左が5mmワンピース。中央が3mmフードベスト。右が5mmツーピース。
  • ウエットスーツは、水着の上に5mmのネオプレーン製の生地のワンピース、もしくはツーピースを使用する体の濡れるスーツ。
  • インナーとして3mmのフードベストを着ることで、保温性をさらに確保してダイビングをおこなうことができる。

大きく分けると、夏の初めから秋の初めまでは『ダイビング専用のウエットスーツ』。秋の終わりから春の終わりまでは『ダイビング専用のドライスーツ』。と『水温の変化』『気温の変化』に合わせて衣替えをする事で、春夏秋冬1年中寒さを感じる事なく、快適にダイビングを楽しむことができる。

※ダイビングインストラクターが【初心者向け|ウエットスーツの正しい選び方を解説!】

※ダイビングインストラクターが【初心者向け|フードベストの正しい使い方を解説!】

ドライスーツ
  • ドライスーツは『体がいっさい濡れない』防水ファスナー付き完全防水ダイビング専用スーツ。
  • ドライスーツ専用の薄手と厚手2種類のインナー(ダイビング専用の洋服の上下)を使い分けて、気温と水温に合わせてインナーを切り替えることで、寒さを感じずにダイビングを行う事が可能。

伊豆海で使用しているドライスーツは、北海道の流氷の下を潜る、『流氷ダイビング』で使用することもで可能。高い防水性能と保温性能を備えている。

※ダイビングインストラクターが【初心者向け|ドライスーツの選び方と使い方を解説!】

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|春夏秋冬の海中環境

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海中環境は、春夏秋冬の四季で、それぞれ表情を大きく変えます。『陸上の四季の変化』とはまた一味違った、『海中の四季の変化』を楽しむ事ができることも、伊豆の海でダイビングを楽しむ一つの醍醐味となっています。

春の海

一年のうちで、一番透明度の落ちるシーズン

  • 透明度は悪くなるが、冬の間プランクトン(生き物たちにとっての食糧)が少なく、食べるものに困っていた生き物たちにとっては恵みの季節。
  • 生き物達の活動レベルも活発になり、冬のあいだ寒さで動きの少なかった生き物達の行動が、一気に活発になる。
  • 透明度は悪いが『やや暗めの環境が好みの砂場で活動する生き物達』には生活しやすい環境となるため、砂場の生き物を多く観察できる。
  • 『お盆を過ぎるとクラゲが出る』と言われているが、伊豆の海でクラゲを見ることは稀(まれ)。春の透明度が落ちる時期(プランクトンが多い時期)の方がクラゲにあえる確率が高い。

冬から春に移り変わることで、急激に日差しが強くなり、プランクトンが一気に増殖する事が原因(※けっして海が汚れてしまうわけではない)。

夏の海

1年のうちで1番、『浅い水面付近の海水の層』と『深い水深の海水の層』との温度差が大きく広がるシーズン

  • 水面付近の水温が温かい水深の層では、春ほどではないが『やや透明度は悪い』。深い水深の水温の冷たい海水の層では、冬と同じくらい『透明度の良い青い海水が広がっている』。
  • 水温の温かい浅い水深の海水の層では、繁殖期を迎えた生き物達の『縄張り争い』『求愛』『産卵行動』が観察できる。
  • 水温の冷たい深い水深の海水の層では『深い方向に広がる砂場や岩場の景色と綺麗なソフトコーラル』『大きな群れを形成する魚たち』を観察できる。

夏の熱い日差しに温められた浅い水深の水温だけが急上昇するため、深い水深の層の比較的冷たい水温の層が完全に分離する現象『サーモクライン』を体感(観察)する事ができる。

秋の海

秋は台風が通過する事が多くなり、台風が通過している最中は、海が荒れるシーズン

  • 台風通過後1〜2週間ほど経過すると、海の中の生き物や環境も落ち着き始める。
  • 台風通過後1〜2週間ほどたった頃から『台風で運ばれてきた、黒潮に乗ってやってくる熱帯魚の幼魚(死滅回遊魚)』が、目につきはじめる。
  • 秋が深まるにつれ『熱帯魚の幼魚(死滅回遊魚)』の数が増え、伊豆にいながらにしてたくさんの『熱帯魚の幼魚(死滅回遊魚)』を観察できるようになる。
  • 時期的にイワシの群れも増えるころで、ブリやカンパチなどの『回遊魚の捕食シーン』も観察できる。

台風通過直後は『海の中の岩がゴロゴロと転がり』『砂も大量に舞い上がった』影響で、『海中の環境も』『生息する生き物も』少なからずダメージを受ける。

冬の海

クリスマスシーズンの頃から『透明度がかなり良くなる』シーズン

  • 水温は年末年始までそれほど下がらず『海の中は陸上に比べてかなり温かい』。
  • 1月の後半になると、ガクンと水温が下がる。2月、3月が水温の一番下がる時期。
  • 年間の最低水温は14℃までしか下がらないので『陸上の冬の最低気温に比べるとかなり温かい』。
  • 年間を通して『1番透明度が良くなるのがこの2月〜3月」。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海でダイビングをするならば『冬の時期に潜らなければ』本当に綺麗な伊豆の海を『体験』『観察』することはできない。

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の四季の海を楽しむことで、世界の海も楽しめるようになる!

伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海で年間を通して季節の変化を楽しんでいると、自然に『世界中どこの海に潜っても、その環境に合わせた楽しみ方』が身につく

  • 透明度の悪い地域で潜るときは、春のイメージでダイビング。
  • 生き物の繁殖行動が活発な地域で潜るときには、夏のイメージでダイビング。
  • 大物狙いの捕食シーンを観察するような地域で潜るときには、秋のイメージでダイビング。
  • 透明度抜群の広々とした海に潜るときには、冬のイメージでダイビング。

四季の変化に対応して普段のダイビングをしているだけで、自然と世界中の海のどの環境にも適応できる予行練習ができてしまうのが、伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海の素晴らしいところ!

まとめ

今回の伊豆高原ダイビングブログでは、ダイビングをこれから始めようと思っている皆さんのタイプ別に、『オススメのダイビングの始め方』。伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)をホームゲレンデ(メインのダイビングポイント)にしているダイバーが、伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)で一年をとおして『どのようにダイビングを楽しんでいるのか』下記の6項目の内容で解説をしました。

  • ダイビング始める際の申し込み先は?
  • ダイビングを始めるときに、どのプランに申し込めばいいか?
  • ダイビング始める前に『よくある質問(不安)5選』と『回答』
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|3大ダイビングポイント
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)のダイビング環境|『海』と『溶岩』
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|春夏秋冬1年中潜れる環境(施設&器材)が整っている
  • 伊豆高原(城ヶ崎海岸)の海|春夏秋冬の海中環境

この記事を読んで、伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)で『まだダイビングをしたことのない方が』『1人でも多く』海に潜るダイビングにチャレンジしてくれると嬉しいです。

  • 日本は、全国どこにいても周りを海に囲まれている島国です。
  • 日本のどこに住んでいても必ず近くの海(または、旅行先の海)で、誰もがダイビングにチャレンジする事ができます。

ダイビングに興味を持っていたら『シュノーケリングコース(スノーケリングコース)』『体験ダイビングコース』『ライセンス取得コース』どのコースでもかまいません。ダイビングショップのスタッフと一緒に海で遊んでみて下さい。

  • 1度だけのダイビング経験だったとしても『人生の中できっと刺激的な記憶』として残ります。
  • もし、ライセンスを取得したあと趣味として続かなかったとしても『人生の中で最も貴重な記憶のひとつ』として残ります。

そして、ダイビングに本格的にハマってしまったとしたら『一生の趣味として長くダイビングを楽しみ、人生の中でもっとも重要なかけがえのない記憶』として残ります。

いつかダイバーとなった皆さんを、伊豆高原の海(城ヶ崎海岸)にご案内することを楽しみにしています。

この記事が、まだダイビングをしたことのない皆さんの、ダイビングにチャレンジするきっかけになることを願っています!

とら吉
とら吉

海にかこまれた日本に住んでいて、一生のうちに1度もダイビングをしないなんて、本当にもったいない。1度だけでいいから、日本の海でダイビングにチャレンジしてみて!いつも生活している陸上とは、まったく違う『別世界を体感する』楽しい時間をすごすことができるよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA