ダイビングインストラクターが【初心者向け|ドライスーツの選び方と使い方を解説!】

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ダイビングインストラクターが【初心者向け|ドライスーツの選び方と使い方を解説!】

冬はダイビングをお休みして、ウィンタースポーツや旅行に切り替える初心者ダイバーが多いです。

その理由は『冬の海に潜る事が寒中水泳のように寒いもの』と考えている初心者ダイバーが多いからです。しかし近年ドライスーツの性能が向上して、冬のダイビングが温かく(暖かく)より快適に行える様になっています。

この記事では、ドライスーツの基本性能と正しい使い方について解説します。

冬の透明度の綺麗な伊豆の海は潜ってみたいけど『寒いのは嫌だし〜』と悩んでいる人は、

ドライスーツを知ることで、寒さを気にせず冬の時期も伊豆の海でダイビングを楽しめるようになります

【初心者向けダイビング器材解説】安全潜水の基本3点もインストラクターが解説!

とら吉
とら吉

ドライスーツを揃えれば、伊豆の海でオールシーズン快適に潜れるよ!

洋服を着たまま潜れる完全防水の3.5mmネオプレーン製ドライスーツ

ウエットスーツと違いブーツまで一体となっているドライスーツ

完全防水のドライスーツ

  • ドライスーツは、ウエットスーツのように体がぬれるスーツとちがい、スーツ内に水が入らないスーツです。
  • ブーツは、スーツと一体になっているので、足元から水が入ることはありません。
  • 手と頭は、スーツの外に出る構造のため『首』『手首』は、特殊な防水シール加工になっている。
首の防水シール部分(※内側は生地がはってあり、滑り易い。外側は、柔らかいゴムの面で防水性能が高い)
潜る際は、このように5cmほど内側に折り返して着用することで防水することができる。
  • ウエットスーツもドライスーツも採寸は、経年変化で縮んでキツくなることを想定して、採寸箇所のほとんどを5mmほど大きく採寸します。
  • ウエットスーツの場合は『首』『手首『足首』は、縮むと着脱に苦労するので、1.5〜2cm程大きく採寸します。
  • ドライスーツの場合は、『首』『手首』に関しては、ピッタリの実測値ではかります。

(※ドライスーツはブーツ一体型のスーツなので、足首はウェットスーツの採寸そのままで大丈夫です。)

手首の防水シール(外側には、生地がはってあり爪などで破けにくくなっている。)
内側は、柔らかいゴム面になっていて手首にしっかりフィトして防水してくれる。(着脱の際、爪で破かないように注意が必要。)
  • 近年『首』『手首』の素材が非常に良くなり、防水性能がアップしました。
  • 採寸をきちんと行えば『首』『手首』から水が入ることはありません。
  • 脱着の際に使用する背中の防水ファスナーをスキマ無く閉めることで、水がスーツ内に入ることを防げます。
背中の防水ファスナー(開けた状態)

初心者向けの背中に防水ファスナーがついているタイプのドライスーツの特徴

  • 動きやすいが、自分で防水ファスナーを開閉することができない。
  • ダイビングのときに、背中のファスナーが体の動作に干渉しないので、動きやすい。

(※レジャーダイビングは単独潜水が禁止されており、必ず他のダイバーに開閉してもらう事ができるので問題はない。)

背中の防水ファスナーが隙間無く閉まっている状態(※他の人に閉めてもらった後きちんと閉まっているかどうか自己確認が必須!)

プロやベテランダイバー向けの胸側に防水ファスナーがついているタイプのドライスーツの特徴

  • 防水ファスナーを自分で開閉できる。
  • ダイビングのときに、胸の防水ファスナーが動作に干渉するので、動きにくい。
  • ダイビング中の動きが妨げられる為、ダイビングに慣れていない初心者ダイバーには不向き。
  • 水中の工事を行う作業潜水者、プロの水中カメラマン&カメラ派のベテランダイが好んで使用するドライスーツ。
  • 単独で作業するプロの職業ダイバーやカメラ撮影をメインで潜るプロカメラマンとハイアマチュアのベテランダイバーは、自分一人で防水ファスナーの開閉が出来た方が、トータルでの作業内容的に利点が多い。そのために前開きの防水ファスナーを好んで使用する。

初心者向けのドライスーツは、ドライスーツ専用の3.5mmネオプレーン素材のドライスーツ。

  • 3.5mmの厚さの密度の高いドライスーツ専用の完全防水素材を使用する事で、浮力を押さえウエイトの増加量を最小限にとどめる事ができる。
  • 薄手の3.5mmのネオプレーン製(ゴム素材)の為、伸び縮みし易く動きやすい。
  • プロ仕様の5.5mmのネオプレーン素材は、保温効果と耐久性が高い反面、ウエイト量がかなり多くなってしまい身体『特に腰』の負担が大きくなる。初心者ダイバーには不向き。

(※シェルタイプのドライスーツもある。こちらは防水性能だけの硬い生地で出来ている。伸び縮みしない素材の為、ゴワゴワしていて動きにくく、ダイビングに慣れていない初心者ダイバーには不向き。素材自体に保温効果が無いので、かなり厚手のインナーを着ないと水圧によるスクイーズで締め付けられた時に、痛みを感じる。)

背中の防水ファスナー閉まりきっていない状態(※自己確認せずこのまま潜ると、水圧で全身びしょ濡れの大変な状態に…。)

水着は使用せず、専用のインナースーツを着用

  • ドライスーツ着用の場合は、水着を着る事はありません。
  • ドライスーツ専用に作られた専用のインナー(洋服)等を着用します。

BCD同様中性浮力を確保できる

  • BCD同様、給気排気のバルブ操作を行い、中性浮力を確保する道具として使用できる。
とら吉
とら吉

ウエットスーツとの違い→BCDを使わずにドライスーツで中性浮力が確保できること!

ドライスーツ講習を受講する必要あり!

胸が給気バルブ。手首がメインで操作する排気バルブ。肩は手首のメイン排気バルブに不具合があった時の為の予備の排気バルブ。

ドライスーツ購入後は、ドライスーツ講習を受講してからでないと、趣味のファンダイビングに参加することができません。

理由は

ドライスーツがBCDと同じ様に、中性浮力を確保する為の給気&排気のバルブを備えた器材で、ドライスーツ講習を受講して器材操作のレクチャーと海洋での実技講習を行う必要があるから。

利用しているダイビングショップでドライスーツを購入した場合

  • 必ずドライスーツ講習の説明があり、講習日時を予約して、予約日当日にドライスーツ講習を行うことになります。
  • ドライスーツ講習の際の中性浮力を確保する為の操作トレーニングに関しては、2つの指導方法があり、各ショップがどちらかの方法を選択してドライスーツ講習を行っています。
胸の給気バルブ(ドライスーツ用の中圧ホースをレギュレーターに一本増やして、給気バルブの金具に接続して使用)

①BCDとドライスーツ両方を中性浮力のコントロールに使用する方法

  • メインの浮力調節をBCDで調節。
  • 水圧による締め付けのスクイーズを感じた時だけ補助的に少量ドライスーツに空気を給気して、スクイーズを防ぐ。
  • ドライスーツはスクイーズ防止用として使用。
  • ドライスーツの中性浮力確保器材としての役割の比率が『小さい』使用方法。

メリット

  • 指導者側がウエットスーツのときと同じBCDの浮力調節メインで指導できるので、教えるのが簡単な点。

デメリット

  • 生徒側が2つの器材を同時に操作しなければいけないので、操作が複雑になり、ダイビングが難しくなる点。
手首の排気用のリストバルブ、オートとロックの切り替え可能。(※通常はオート、写真撮影などで抜けて欲しくない時はロック)

②ドライスーツのみを中性浮力のコントロールに使用する方法

  • メインの浮力調節をドライスーツで調節。
  • ドライスーツをメインの浮力調節の器材として使用し、BCDを中性浮力確保のための器材としてほとんど利用しない使用方法。
  • 深い水深でドライスーツのみので中性浮力調節の際に『浮力の不足を感じた人』『個人的に首元の空気が膨らんだ際に苦しさを感じる人』『首が細くドライスーツ内の空気の内圧が高くなると首元から空気が漏れ易い人』は、その時だけBCDに少量空気を給気して使用してもOK。

メリット

  • ドライスーツのみを操作するだけの単純な浮力調節ですむ点。
  • 講習で『逆立ちになってしまった際の立て直し方』などのドライスーツ内の空気のコントロールの方法を身につけてしまえば、ダイビングが単純操作で行いやすくなる点。
  • ドライスーツだけの中性浮力の調節の際に『浮力がたりない』『首元が膨らみすぎてやや苦しい』『首元から空気が漏れ出してしまう』と感じた際に、BCDを補助的に使っても良い点。
  • デメリッ
  • 『①のBCDとドライスーツ両方を中性浮力のコントロールに使用する方法』では行わない、『逆立ちになってしまった際の立て直し方』を指導する分、『指導者側』『生徒側』共に『時間と労力』が必要な点。

デメリット

  • 『①のBCDとドライスーツ両方を中性浮力のコントロールに使用する方法』では行わない、『逆立ちになってしまった際の立て直し方』を指導する分、『指導者側』『生徒側』共に『時間と労力』が必要な点。

(※①②どちらの講習内容でもドライスーツを使用したダイビングを行うことができます。)

リストバルブが故障した時のバックアップとして利用する肩の排気バルブ(オート、ロックの切り替え可能。通常はロックで使用)

ドライスーツを購入された際には、利用されているショップの指導内容に従ってドライスーツ講習を受講して下さい。

  • 初心者も含めた全てのダイバーがダイビングをより楽に楽しく行う為には、『②のドライスーツのみを中性浮力のコントロールに使用する方法』が操作が簡単シンプルで、よりファンダイビングに適しています。
  • ショップを利用せず、個人的に量販店等でドライスーツだけを手に入れた方は、講習を受けずにそのままファンダイビングに参加することはできません。

量販店などで個人でドライスーツのみを購入した場合

必ずどこかのダイビングショップで、ドライスーツ講習を受講する必要があります

  • ご自身がライセンスを取得したダイビングショップで受講すると、知っているインストラクターに指導してもらえるので理想ですが、様々な理由でライセンスを取得したショップで受講できない可能性も考えられます。
  • オープンウォーターのライセンスを取得したショップでドライスーツ講習を受講出来ない場合は、『他のダイバーからの紹介』『インターネットの検索』などから受講ショップを探すことになります。
  • 都市型のダイビングショップの中には『自店舗やグループ店舗で講習を受けたお客様』『同じ指導団体のライセンスを持っているお客様』にしかドライスーツ講習等の講習を行わないダイビングショップもあります。
  • ダイビングポイントの海に近い、現地のダイビングショップは、『他店舗で講習を受けたお客様』『ちがう指導団体のライセンスを持っているお客様』の受け入れもしてくれるところが多いです。
  • ドライスーツの講習を申し込む際は、ご自宅から通える範囲の地域のダイビングショップに、あらかじめドライスーツ講習の受付をしてくれるかどうか問い合わせをして下さい。
  • これからドライスーツの講習をするショップを探して申し込むという方は、講習の内容を確認する際『②のドライスーツのみを中性浮力のコントロールに使用する方法』で講習を行っているショップを探すことをオススメします!

『②のドライスーツのみを中性浮力のコントロールに使用する方法』は、講習の時に『時間と労力』が必要ですが、よりファンダイビングを快適に行うことができます!

とら吉
とら吉

ドライスーツを購入して初めて潜る際は、必ず『ドライスーツ実習』を受講しよう!

冬のダイビングの寒さ対策に効果絶大なドライスーツ!

ドライスーツ専用インナー(厚手タイプ)

完全防水で全く濡れないため、保温効果が高く『体の冷え』『体の疲れ』を軽減する効果が高い!

ウエットスーツのダイビングで『冷え』と『疲』れを感じる理由

  • 『水温』『気温』が低いと特に、水で直接濡れた体の体温が奪われてしまう。
  • 時間の経過と共に『冷え』と『疲れ』が増加していく。

ドライスーツのダイビングで『冷え』と『疲れ』を感じない理由

  • 『水温』『気温』が低くても、体が直接水にぬれることが無いのでウエットスーツの時にくらべて体温がうばわれにくい。
  • 時間が経過しても『冷え』と『疲れ』が増加しない。

『水温』『気温』が低くても、体が直接水にぬれることが無いのでウエットスーツの時にくらべて体温がうばわれにくい。

時間が経過しても『冷え』と『疲れ』が増加しない。

ドライスーツ専用インナー重ね着&テック素材を下着に使用で保温効果倍増!

  • インナーは、『水温』『気温』の変化に合わせて、増やしたり減らしたりして体温調節をする。
  • 気温、水温ともに寒い時は『薄手のドライスーツ専用インナーと』『厚手のドライスーツ専用インナーを』重ね着して保温効果を高める。
  • 特に寒がりのダイバーは『アウトドア用の身体を温める薄手の高機能インナー』『ユニクロのヒートテックインナー』『衣服に貼るカイロ』等をドライスーツ専用インナーにプラスして、より暖かく快適に潜ってる。

靴下は『スネ丈』または『ハイソックス丈』の物を使用!

  • くるぶし丈のインビジブルソックス(ショートソックス)を使用するとドライスーツのブーツ内で脱げてしまい使いにくく保温効果も低いので、『スネ丈』または『ハイソックス丈』の丈長めのものを使用する必要がある。
  • ドライスーツ専用インナーのボトムス(ズボン)の裾ずり上がりを防止するために靴下の中に裾をしまうこともあるため、スネ丈以上の靴下が必要。
  • 靴下の『厚さ』を調節する事で、保温効果も調節出来る。
  • 薄手⇄厚手の物へと、水温の変化によって靴下を変える事で、より快適にダイビングを行う事が可能になる。
ドライスーツ専用インナー(薄手タイプ)

ドライスーツでは、汗をかかないように注意が必要!

  • 『気温』『水温』が高い時は、薄手のインナーを使用して汗をかかない様に体温調節をする。
  • 汗でインナーが濡れてしまうと、ダイビング中に体温よりも低い海水の冷たさが身体に伝わり易くなり、ウェットスーツで潜っている時とさほど変わらないくらい身体が『冷え』『疲れ』てしまう。
  • 春の終わりから秋の初め頃までの陸上で汗をかきやすい暑い時期は、汗をかいても海水が自然に洗い流してくれるウエットスーツの方が快適に潜ることができる。

ドライスーツ内の専用インナーで体温を調節

  • 気温が低いく水温はまだ温かい秋から冬に向かう頃は、薄手のドライスーツ専用インナーを着用。
  • 陸上の気温、水中の水温共に低い時期は、厚手のドライスーツ専用インナーも重ね着して使用。
  • ドライスーツに足を通すときに裾がずりあがらないように、マジックテープでしっかり絞める。
ボトムス(ズボン)の裾をマジックテープで締めるタイプ(※裾に絞める仕様のないものは、靴下の中に裾を入れて使用)

一般的な使用期間のイメージ

  • 6月から9月までの4ヶ月間は、ウェットスーツ。
  • 10月から5月までの8ヶ月間は、ドライスーツ。
  • 真夏前後にドライスーツを使用するのは、サウナスーツを着て炎天下で活動するようなもので、暑すぎて危険!一年中ドライスーツを使用してダイビングを行う事は難しい。

伊豆の海のメインスーツとサブスーツ

  • メインのスーツは、ドライスーツ
  • サブのスーツは、ウェットスーツ
とら吉
とら吉

『ドライスーツとウエットスーツの衣替えのタイミング』と『季節に合わせた適切なドライスーツインナーの調節』が重要だよ!

ドライスーツ使用時のデメリットとその対処法

ウエイトベスト(※ポケットにウエイトを入れて、BCDの内側に着用)

ドライスーツ使用時のデメリット①

水の抵抗

  • ウェットスーツに比べて保温効果が高い反面、専用インナー等を重ね着する為に大きめにゆとりを持たせた作りなので、ドライスーツの表面積が広く泳ぐ際の海水の抵抗が大きい。
  • ウェットスーツに比べて『進みにくく』『疲れ易い』。
  • ウェットスーツに比べて『速く泳ぐ事』『早く動く事』は、行いにくい。

対処法

  • 『速く泳ぐこと』『早く動くこと』をあきらめて、ムリせずゆっくり移動する。
  • 潜り方をドライスーツ用のダイビングスタイルに切り替える。
アンクルウエイト(※片足500g、両足で1kgのタイプがバランスが良い。)

ドライスーツ使用時のデメリット②

ウエイトの増加

  • 『ドライスーツ内に空気が必ず有る事』『専用インナーを着用していること』が原因で、ウエットスーツよりもウエイトの量が多くなる。
  • ウエイトベルトにつけるウエイト量が増えると腰の負担が大きくなり、腰痛を持っているダイバーの身体への負担が大きくなる。

対処法

  • 必要に応じて『ウエイトベルト』『ウエイトベスト』『アンクルウエイト』『BCD』に分散してウエイトを身につけ『身体に感じる重さの軽減』『腰への負担の軽減』をする。

ウエイトベストが必要な人

  • ウエイトの量が重い人
  • 腰痛がある又は、腰痛は無いが腰のウエイトが重いと腰が疲れる人

アンクルウエイトが必要な人

  • ウエイトの量が重い人。
  • 逆立ちの立て直し方の講習を受けていない人。
  • 『逆立ちになってしまった時の立て直し方』の講習を受けたが、うまくコントロール出来ない人。
  • 腰痛があり出来るだけ腰のウエイトベルトの重さを少なくしたい人。

ウエイトベスト、アンクルウエイト共に必要ない人

  • ウエイトの量が軽く、特に気にならない人。
  • 腰痛がない又は、腰が疲れない人。
  • 『逆立ちになってしまった時の立て直し方』が問題なく出来る人。
アンクルウエイトは、ドライスーツ着用した際のブーツの足首に、輪の状態で装着する。

ドライスーツ使用時のデメリット③

足に空気が集まる事による逆立ちのリスク

  • 下を向いたまま泳ぐと、頭が下がり足が高い位置に上がってしまい前傾姿勢になりやすく、足に浮力がつき過ぎて非常に泳ぎにくくなります。
  • 脚に浮力がついて泳ぎにくい状態が続くと、最終的に逆立ちのままコントロールを失って浮上してしまうと『吹き上がり』と呼ばれる急浮上につながり危険です。

対処法 

  • 視線を正面の遠い位置に保ち、頭が高く足が低い、身体が斜め45度起き上がった姿勢を保つよう意識する。
  • 『逆立ちになってしまった時の立て直し方』を講習でマスターして、『吹き上がり』に伴う急浮上による潜水障害のリスクをなくしてダイビングを行う。

『逆立ちになってしまった時の立て直し方』は、ドライスーツのみで中性浮力をコントロールする際の必須テクニックです!

とら吉
とら吉

ドライスーツのデメリットは、『正しい講習を受けること』と『ウエイト量をウエイトベストとアンクルウエイトに分散しバランスを取ること』で、対処可能になる!

まとめ

今回は、初心者ダイバーの皆さんにドライスーツについて解説しました。

  • 完全防水のドライスーツは、多少のデメリットはあるものの、伊豆の海で一年を通してダイビングする為に必須の器材。
  • 海中&陸上(水温&気温)の寒さを我慢する事なく、年間を通して温かく(暖かく)快適にダイビングを行う為に、なくてはならない器材がドライスーツです!

デメリットは

  • 「進みにくい」&「動きにくい」
  • 「逆立ち等の上半身と下半身の空気の移動に伴うバランスの悪さ」

しっかりとドライスーツ講習を受けた後、ファンダイビングで時間をかけて遊びながら慣れる事で『比較的簡単にコントロール』できるようになります

BCDで行う中性浮力の調節は

  • ドライスーツ内の空気で中性浮力を取る調節に比べて、身体の外にタンクごと背負って中性浮力の調節をするため『横に身体を回転する動きのとき、BCDの動きに若干のタイムラグがあり』ぎこちなさを感じます。

ドライスーツで行う中性浮力の調節は

  • BCDで行う中性浮力の調節に比べて、ドライスーツで行う中性浮力の調節は『浮力、動き』共に身体の中心に近いところに浮力が集中するため『横に身体を回転する動きのとき、ドライスーツの動きが直接連動してタイムラグがなく』スムーズに感じる。
  • ファンダイビングで本数を重ねて慣れれば慣れる程、ドライスーツ内を移動する空気の動きも思い通りにコントロール出来る様になる。
  • わざと脚や腕に空気を移動させて冷たく感じる部分を温めたり、ドライスーツ内の空気を移動させる事自体で遊べる様になる。
  • ただ着用しているだけのウエットスーツよりも、ドライスーツを操作する事自体が、車の運転のように楽しめるようになる。

ウェットスーツでは味わえない特別なダイビング感覚を楽しむ事が出来ます!

とら吉
とら吉

『ドライスーツが海水の抵抗を大きくうけること』も『ドライスーツ内の空気をコントロールして中性浮力をとること』もたくさん潜って慣れれば、まったく気にせずダイビングが楽しめるよ!

初心者の皆さんが始めたばかりのダイビング

最初はうまく使いこなせなくても、1年目、2年目、3年目…..とダイビング歴を重ねて行く事で、ドライスーツを自由自在に快適に使いこなせるかっこいいベテランダイバーになれます!

  • まだドライスーツを持っていない初心者ダイバーの皆さんも。
  • ドライスーツを使用し始めたばかりの皆さんも。

『ドライスーツを揃えて』『ドライスーツを使いこなして』冬も含めた1年中の趣味として伊豆の海でダイビングを楽しめる様になって下さい!

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