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ファンダイビングをおこなう際に、初心者ダイバーのみなさんが一番難しく感じるのが、B.C.D.の操作です。
レンタルのB.C.D.が各ダイビングポイントごとに毎回「違うメーカー」「違う機種」で、使い勝手が変わってしまい、とまどった経験のある方も多いでしょう。
今回は、ダイビング歴33年のインストラクターが、
- B.C.D.操作の最重要ポイント3点
- B.C.D.の役割
- B.C.D.の種類とメリット、デメリット
- B.C.D.の選び方
- B.C.D.のメンテナンス
- 初心者が早い段階で、自分のB.C.D.を購入するべき理由
について解説します。
初心者ダイバーのみなさんが早く確実にファンダイビングに慣れるためには、早い段階でレンタル器材を卒業して、自分のB.C.D.を手に入れることが必要です。
ダイビング上達の近道は、『ファンダイビングを、毎回同じ自分のB.C.D.で、たくさん潜ること』です。
この記事を読んで、B.C.D.の正しい選び方と使い方を確認してください。
【初心者向けダイビング器材解説】安全潜水の基本3点もインストラクターが解説!
自分のB.C.D.を持つことで、いつも変わらない使用感と安心感を手に入れ、安全で楽しいファンダイビングができるようにしよう!
B.C.D.操作の最重要ポイント3点
B.C.D.を安全に使用するために一番重要なポイントは、潜降や中性浮力を確保する際に、確実に沈む技術を身につけることです。『排気姿勢』『インフレーターホースを探す位置』『排気ボタンの位置の認識』この3つのポイントを押さえておけば、確実に水中で沈むためのコントロールができるようになります。
排気姿勢
講習でトレーニングした基本の排気姿勢
①からだをまっすぐに立った姿勢まで起き上がらせる。
②右肩を下げ、左肩を上げる
③インフレーターホースをめいいっぱい高くまっすぐ上にあげる。
④オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)を押して排気をする。
(※初心者のころは、イメージしている姿勢と実際の姿勢に多少ズレがある。真っ直ぐに立てた状態のイメージだと前傾姿勢になってしまう初心者が多い。最初の頃のイメージとしては、後ろにそりかえってしまっているイメージでおこなって、やっとまっすぐに立った姿勢になる。イメージと実際の姿勢とのズレに注意する。)
インフレーターホースを探す位置
インフレーターホースを探す位置は、左肩のマジックテープで固定してある場所を、右手か左手のどちらか探しやすい方の手でみつけること。
左肩のマジックテープで固定してある場所は、いつも動かないので非常に探しやすい。
左肩のマジックテープで固定している場所からインフレーターホースをたどって先端のインフレーター部分(※)を握り、『パワーインフレーターボタン(給気ボタン)』『オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)それぞれを操作するようにする。
(※インフレーター部分とは、『パワーインフレーターボタン(給気ボタン)』『オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)』のある場所)
排気ボタンの位置の認識
初心者ダイバーは、排気ボタンの位置だけを確実に覚えることが重要。
パワーインフレーターボタン(給気ボタン)と、オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)を間違えて真逆の操作をしてしまう初心者ダイバーが非常に多い。
パワーインフレーターボタン(給気ボタン)をオーラルインフレーターボタン(排気ボタン)と間違えるのは、それほど問題がない。
なぜなら、ボタン操作を間違えてB.C.D.の空気が排気されても、沈んで地面に着底するだけなので、それほど大きなトラブルには発展しない。
オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)をパワーインフレーターボタン(給気ボタン)と押し間違えると、水面に向かって一気に急浮上してしまう可能性が高く非常に危険!
そこで重要なのが、排気ボタンの位置を確実に覚えること。
ファンダイビングに慣れていない初心者のダイバーが、両方のボタンの位置を同時に覚えようとすると、ダイビング中の『興奮』『不安』『あせり』から思考が混乱してまちがいやすくなる。
単純にオーラルインフレーターボタン(排気ボタン)の位置だけを確実に覚えるようにする。
そうすれば、ダイビングで一番危ないと言われている急浮上を防げるだけでなく、潜降や中性浮力の操作で一番重要な『排気の操作』を慌てることなく安心しておこなえるようになる。
『しっかりとした基本の排気姿勢』『インフレーターホースを探す正しい位置』『オーラルインフレータボタン(排気ボタン)位置の確実な認識』この3つのポイントを押さえておくだけで、ダイビングが安心してできるようになるよ!
B.C.D.の役割
水中での中性浮力の確保
肺でメインの中性浮力をコントロールする方法
◯水中で浮き上がりたいとき
→息をゆっくり大きく吸い込んで、肺を大きく膨らませる。
◯水中で沈みたいとき
→息をゆっくり長く吐いて(※)肺を小さくしぼめる。
(※苦しくならずにゆっくり細く長く時間をかけて吐くコツは、口から細くか細い声で『う〜〜〜』と声を出し続ける事。『吐き切るまで息が苦しくならず』『なおかつ1番長く吐き続けられる』初心者ダイバーにオススメな『簡単かつ最強の方法』。お風呂の水面に口をつけてブクブクと息を吐いて何秒吐きつづけられるか、毎晩練習できます。日に日に長く吐くことができるようになります。)
◯水中で同じ水深をキープして中層に浮いていたいとき
→陸上で普通に息をする程度の呼吸で吸ったり吐いたりを交互にテンポよく繰り返す。
◯肺だけで中性浮力をコントロールできる水深は、5m前後まで。
- 5mよりも深い水深では、ウエットスーツの生地が水圧で押しつぶされることによって、ウエットスーツの浮力がまったく無くなってしまう。
- ウエットスーツの浮力が失われるため、シリンダーやウエイトベルトのウエイトの重さがダイレクトに伝わることで、身体が沈みすぎの状態となる。
- 肺に息をめいいっぱい吸ったとしても、肺の大きさだけでは十分な浮力を得ることができなくなる。
- 肺だけでは十分な浮力を得る事ができないため、補助的にB.C.D.を利用して、肺だけでは足りない浮力を、B.C.D.でおぎなうための給気が必要になる。
B.C.D.をサブで補助的に中性浮力のコントロールをする方法
B.C.D.給気のタイミング
◯水中で体の沈みぎみを感じたとき
「基本的に深い方に潜って(進んで)いくとき」
→まず泳ぐのをやめて肺の息を大きくゆっくり吸ってみる。これで、からだが浮き上がるようであれば、B.C.D.を操作する必要はない。なぜなら肺だけで浮き沈みの中性浮力のコントロールができているから。
◯水中で肺の息をゆっくり大きくめいいっぱい吸ってもからだが浮かないとき
①B.C.D.のパワーインフレーターボタン(給気ボタン)を短く1度だけ押して、少量給気する。
②最低3秒間は次の給気まで時間を空ける。(※給気してから実際の浮力に反映されるまでに3秒ほどタイムラ グがあり、少し遅れて後からからだが浮かび始めるため。)
③給気後に、ふたたび肺にゆっくり大きくめいいっぱい息を吸い込み、からだが浮くかどうか確認する。
◎1度給気をしても身体が浮かない場合
①再度パワーインフレーターボタン(給気ボタン)を押して1度だけ給気をする。
②呼吸をゆっくり大きくめいいっぱい吸い込む。
③体が浮くかどうかの確認をする。
④ ①〜③までを繰り返し行い、普通の呼吸をする程度の吸って吐いての交互の呼吸で中性浮力が確保され、中層で同じ水深がキープできるようになるまで続ける。
⑤中性浮力が確保できたら、水深が変わらなければ、そのまま引き続き呼吸のみで中性浮力をコントロールする。
注意点
泳ぎ続けているとフィンキックで水深がキープされてしまい沈みぎみに気づくのが遅くなる。時々泳ぐのをやめて適切な中性浮力が確保できているのか、できていないのかをチェックする必要がある。
B.C.D.の排気のタイミング
◯水中で体の浮ぎみを感じたとき
「基本的に浅い水深に浮上して(戻って)いくとき」
→まず肺の息をゆっくりできるだけ細く長く時間をかけて息を吐く。これで、身体が沈むようであれば、B.C.D.を操作する必要はない。なぜなら肺だけで浮き沈みの中性浮力のコントロールができているから。
◯水中で肺の息をゆっくりできるだけ細く長く時間をかけて吐いてもからだが沈まないとき
①体を『真っ直ぐに立った姿勢』に起こし『右肩を下げ』『左肩を上げ』『インフレーターホースをまっすぐ真上に上げてしっかり腕を伸ばし』一番高い位置にインフレーター部分(※)を持ち上げる。
(※インフレーター部分とは「パワーインフレーターボタン(給気ボタン)とオーラルインフレーターボタン(排気ボタン)があるところ)
②B.C.D.のオーラルインフレーターボタン(排気ボタン)を短く押して、少量排気をする。
③3秒間ほど次の排気までに時間を空ける。(※排気してから実際の浮力に反映されるまでに3秒ほどタイムラグがあり、少し遅れて後からからだが沈み始めるため。)
④排気後に、ふたたび肺の息をゆっくりできるだけ細く長く時間をかけて吐いて身体が沈むかどうか確認する。
◎1度排気をしても身体が沈まない場合
①再度からだを『真っ直ぐに立った姿勢』に起こし『右肩を下げ』『左肩を上げ』『インフレーターホースをまっすぐ真上に上げてしっかり腕を伸ばし』一番高い位置にインフレーター部分(※)を持ち上げる。
②オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)を短く押して、ふたたび少量排気をする。
③肺の息をゆっくりできるだけ細く長く時間をかけて最後まで吐き続ける。
④からだが沈むかどうか確認をする。
⑤ ①〜④までを繰り返し行い、中性浮力が確保できるまで続ける。
⑥中性浮力が確保できたら、水深が変わらなければ、そのまま引き続き呼吸のみで中性浮力をコントローるする。
B.C.D.をサブで補助的に中性浮力のコントロールをするコツ
B.C.D.の操作はあくまでも
- 大きくめいいっぱい息を吸っても身体が浮かないとき
- 肺の息をゆっくりできるだけ細く長く時間をかけて吐いても沈まないとき
のみ行う。
肺の浮力だけでは中性浮力のコントロールができない時の補助として操作するのが、『B.C.D.の本来の役割』である。
中性浮力確保後の正しい水中泳法
- 中性浮力を確保した状態で水中を移動する際のフィンキックで重要なのは、アップキックである
- 中性浮力を十分に確保した状態で、ダウンキックだけを大きく強く蹴り下ろしてしまうと反動で、身体が浮かび上がってしまう。
- 同時に、B.C.D内の空気がボイルの法則によって膨張して膨らむためさらに浮力が増し、中性浮力のバランスが崩れて、浮きすぎの状態になってしまう。
- ダウンキックを強く蹴り続けてしまうと、さらにB.C.D.内部の給気が膨張して急浮上に繋がることもある。
- ダウンキックを強く大きく蹴ると、身体が浮きすぎてB.C.Dが膨張して浮きすぎの状態になるため、余分な空気を排気をして元の中性浮力に戻さなければならない。
- ファンダイビング中ダウンキックだけをを強く蹴ってしまうことで『浮きすぎた状態と、それを打ち消すための排気』を繰り返し続けると、シリンダー内の限りある空気を無駄に消費してしまいエアの消費が早くなる。
◯急浮上を防ぐ点
◯エアの消費を抑える点
◯バランスよく水中を泳ぐ点
以上3つの観点から、水中泳法の際のフィンキックは、アップキックを大きく高く蹴ることで前方に進みやすい状況と急浮上の危険のない地面方向に沈みやすい状況を作ることが重要。
中性浮力確保後に初心者がキープすべき理想的な水深(地面からの高さ)
- 中性浮力に慣れていない初心者のダイバーが、あまりにも地面から離れすぎた位置を移動しようとすると『浮いているのか、沈んでいるのか』の視覚的な判断が難しく、浮きすぎてしまい急浮上につながる場合が多い。
- 伊豆の海で潜るダイビン際は、中性浮力が完全にマスターできていないうちは、地面から50cm〜1m程度の『低空飛行』で中性浮力に慣れた方が良い。
- 沈み過ぎていれば、すぐに地面に着底してしまい、沈みすぎにすぐに気がつくことができる。
- 浮きすぎれば、すぐに地面から体が離れていくので、浮きすぎにもすぐに気づくことができる。
- 給気&排気の操作が必要なタイミングに、素早く気づくことが出来る。
- 地面が岩場か砂場で、着底することにそれほど気を使う必要のない伊豆の海であれば、初心者ダイバー向きの潜り方。
- 中性浮力に慣れていない初心者の頃は、沖縄や海外などの珊瑚礁の海でダイビングする際、サンゴの真上をなるべく通過しないように注意してダイビングをするように心がける。
- どうしてもサンゴの真上を通らなければいけない状況の時だけは、サンゴを破壊しないようにフィンキックが届かない程度にサンゴから2m位離れた高い位置をキープして中性浮力を確保する。
- サンゴのある環境でファンダイビングをすると、サンゴを破壊しないように真剣に中性浮力の確保に取り組む必要がある。結果的に高い位置で中性浮力をキープする技術が、岩場や砂場を潜る伊豆のダイバーよりも早く身につく傾向がある。
☆インストラクターの間では、その人が中性浮力をどの水深でキープするかを見るだけで、ライセンスを取得してからどこで多く潜っているかがわかると言われています。
◯高い位置で中性浮力をキープするダイバー
→沖縄や海外サンゴ礁でのファンダイビングが多い
◯低い位置で中性浮力をキープするダイバー
→伊豆など本州や東北、北海道など岩場でのファンダイビングが多い
勘違いしてB.C.Dだけで中性浮力をコントロールしようとしないこと!B.C.D.だけで完璧に中性浮力をコントロールしても、呼吸が加わると中性浮力のトータルバランスが崩れて、中性浮力のコントロールが難しくなるよ!
水面での浮力の確保
安全確保に必要な最大限の浮力確保
- 潜降前の集合時の浮力確保
- 潜水終了後の水面での浮力確保
- ボートエントリーの際の浮力確保
- 緊急時(はぐれて水面に浮上したとき、漂流したとき等)の水面での浮力確保
水面で止まって浮力を確保する状況の際は『スノーケルに海水が入らないよう顔を水面にしっかり出したり』『周りをみわたしたり』『会話をしたり』するため、BCDに最大限給気をして大きな浮力を得る必要がある。
水面移動の際の最低限の浮力確保
ビーチエントリーの際の浮力確保
ビーチエントリーで、波打ち際からエントリーして水面を泳いで移動する状況の際は、波の抵抗を受けて『押し戻される』『進まない』などの状況になることが考えられる。そのような状況にならないためには、スノーケルの先端が水面に少し出る程度の最低限の浮力のみを確保して『BCDが膨らみすぎて波を受けた際に押し戻されないように』『BCDが膨らみすぎて前に進むフィンキックの推進力の妨げにならないように』注意して必要最低限の浮力を確保する。
- BCDへの給気量は、機種間の給気量に差があるが、パワーインフレーターボタン(給気ボタン)を短く5回押して給気する量が適正。
- 同じ5回の給気回数でも、個人個人の体の大きさや体質によってどの程度浮くかは個人差がある。
- 5回の給気量が多くて浮きすぎてバランスが悪かったり、抵抗が大きすぎて進まなければ→少なめの回数に各自微調節する。
- 5回の給気量が少なすぎて浮力がたりず、スノーケルが沈んでしまえば→多めの回数に各自微調節する。
- スノーケルでの呼吸に自信がない初心者の方は、ビーチエントリーの際にスノーケルは使用せず、レギュレーターのセカンドステージを使用し溺れないように注意する。
中性浮力のコントロールは『肺がメインでコントロールする!』『B.C.D.は、補助的に利用してコントロールする!』とおぼえれば、中性浮力のコントロールが簡単になるよ!
シリンダーを背負う
陸上
シリンダーを背負って陸上を歩く際『ビーチダイビング』『ボートダイビング』共に、立って歩いてもシリンダーがB.C.D.から脱落しないように、シリンダーを固定するB.C.D.の専用のベルトとバックルでゆるみなくしっかり固定する必要がある。
水面&水中
水面移動や水中移動の際にフィンで泳いだとき、B.C.D.が両肩やお腹のベルトやバックルでしっかり固定されていないと『バランスを大きくくずしてしまったり』『抵抗が必要以上に大きくなってしまったり』して、ダイビング落ち着いて行うことができなくなります。
安定して楽に水面&水中をフィンで泳いで移動するためにも『肩のベルト&バックル』『お腹のベルト&バックル』『胸のベルト&バックル』で、体にゆるみなくしっかりとB.C.D.をフィットさせる必要がある。
立ち泳ぎ
ボートダイビング、ビーチダイビング共にエントリーして潜降するまでの間は、立ち泳ぎでバランスをとりながら全員が集合するまで同じ場所で止まって待つことになります。
初心者のダイバーのみなさん全員が背中にシリンダーを背負っっているので、どうしてもバランス的には重たいシリンダーのある背中の方に重心がかたむいて、立ち泳ぎしているうちに意図せずバックしてしまう人が多いです。
シリンダーがB.C.D.にしっかり固定されていなかったり、B.C.D.が体にしっかりフィットしていなかっかったりすると、安定して止まって集合することができずに水面をフラフラと移動してしまい、グループからどんどん離れしまうことになります。
そのような状態にならないようにするためには、あらかじめB.C.D.をシリンダーと体にしっかりと固定しておく必要があります。
その上で初心者ダイバーのみなさんは、次にあげる『立ち泳ぎを上手におこなうポイント』を押さえておきましょう。
- 水面での立ち泳ぎの際は、B.C.D.に最大限給気をしてフィンキックで浮力を取らなくて済むように、体力温存を図る。
- B.C.Dに最大限給気することで、フィンキックをしなくても浮力は十分に得られるが、B.C.D.が膨らんでいると抵抗が大きいため、シリンダーの重さ、風、流れ、波などの影響で思っていない方向に移動してしまうことが多い。
- 立ち泳ぎの際のフィンキックは、浮力を得るためではなく同じ場所に留まって他のダイバーと一緒に集合していられるように前後左右の位置どりのバランスを保つだけで大丈夫です。
- フィンを前方に強く蹴ればバックしやすくなる。
- フィンを後方に強く蹴れば前進しやすくなる。
- フィンをひねってフィンキックすれば体を左右両方向にスピンさせることもできる。
- 体を前方にお辞儀するようにかたむければ前進しやすくなる。
- 体を後方に反るようにかたむければバックしやすくなる。
- 体を右側に倒すように傾ければ右方向に進みやすくなる。
- 体を左側に倒すように傾ければ左方向に進みやすくなる。
- 体力を温存してバランスよく立ち泳ぎができれば精神的な安心感や安全性が向上する。
上記の立ち泳ぎのバランスを支えるためにも、B.C.D.がからだにしっかりフィットした状態でシリンダーを背負う必要があります。。
過去のダイビング
- ハーネス(硬くて大きなプラスチック製の背板)のみ、ベルトで固定。
現在のダビイング
①ハーネスだけだった背負う道具がが進化してB.C.D.が登場。
- ハーネス+ジャケットのジャケットタイプのB.C.D.が先に普及。
- 現在ジャケットタイプを利用するダイバーが一般的
②ハーネス+ジャケットのB.C.Dが、さらに進化
- ハーネス(※1)をはぶいた、ソフトハーネス(※2)+バックフロート(※3)のバックフロートタイプのB.C.DもジャケットタイプのB.C.D.の後に普及し始めた。
(※1硬くて大きなプラスチック製の背板)
(※2柔らかくて小さな、内部にスポンジなどのクッションの入った背当て)
(※3背中に亀の甲羅のような袋状の浮力確保部分)
つい数年前までは『バックフロートタイプのB.C.D.の方がジャケットタイプのB.C.D.よりも割高』『安価なバックフロートタイプのB.C.D.はポケットなどの収納が極端に少ない』『安価なバックフロートタイプのB.C.D.は、ウエイト用ポケット取り付け取り外し方向が潜水中に扱いにくい』など、細かいところの使い勝手が今ひとつ悪いなどの理由で、ジャケットタイプのB.C.D.に比べて普及が今ひとつ伸び悩んでいた。
2022年4月からポケットの収納容量が今一つ物足りないものの、ウエイト用ポケットの水中での出し入れがしやすく、しかも従来の商品よりもリーズナブルな価格の新商品が日本アクアラング社から発売されました。我々プロのニーズにもマッチしそうな使いやすい商品で、今後バックフロートタイプのB.C.D.がジャケットタイプのB.C.D.の普及シェアにどれだけ迫ることができるか楽しみになってきています。
今年ライセンスを取得した初心者ダイバーの皆さんが、どちらのタイプのB.C.D.を多く選択するか、注意深く見守っていく予定です。
伊豆高原ダイビングブログでは、軽量コンパクトでバランスの良い、バックフロートタイプのB.C.D.を初心者ダイバーのみなさんに推奨します。
2022年6月時点で伊豆高原ダイビングブログがオススメする機種
→2022年4月発売 日本アクアラング社製B.C.D. 『PRO HD COMPACT』
使用目的によっては、個々に好みが分かれるところです。どちらのタイプを選ぶかは、この後説明するタイプ別のメリット、デメリットを参考にして選んでください。
日本でスクーバダイビングが始まったばかりの頃は、ハーネスもBCDもなかったのでシリンダーに直接ヒモ通しが溶接されていて、ヒモでしばってタンクをそのまま直接背中に固定していたんだよ!
BCDの種類とメリット、デメリット
ジャケットタイプ(通常機種)
メリット
- 浮力大きい
- 収納力(ポケット)大
- 各メーカーからたくさんの機種が販売されており選択肢が豊富
デメリット
- 抵抗大きい
- バランスが悪い
- 折り畳み不可(ハーネス有り)
バックフロートタイプ(通常機種)
日本アクアラング社製 B.C.D. 『PRO HD COMPACT』2022年4月発売開始
メリット
- 身体を固定するベルトが体にそう形でフィットして、シリンダーと体をあそびなくしっかりと固定してくれる。
- 亀の甲羅のような背中のバックフロートは、水面&水中で、自然に遊泳姿勢を安定させるバランスになっていて、どのような姿勢で泳いでいても、常に泳ぎやすい状態を作ってくれる。
- 寝返りを打つような回転系の動きに対しても非常にバランスがよくカラダを回しやすい。
- 背中に当たる部分が柔らかい専用の布地に軽くクッションが入っているだけのソフトハーネスなので、折り畳み可能でコンパクトに収納でき、ツアーなどのキャスターバック等への収納が非常にしやすい。
デメリット
- ジャケットタイプの形状の方が脇腹の方まで空気が膨らむ空間の体積が大きい。バックフロートタイプは亀の甲羅のような形状でコンパクトな分、ジャケットタイプのB.C.D.に比べると浮力がやや小さい。(※ダイビングの安全性を確保するための浮力は十分に確保されている)
- 現行のバックフロートタイプのB.C.D.は、持ち運びとコンパクトさを優先しているため、小物を収納するためのポケットの数が少なく、サイズも小さいものが多い。(※ジャケットタイプのB.C.D.は大きめの収納ポケットが2つに対して、バックフロートタイプは、収納ポケットが小さい。必要があれば、別売りの外付ポケットを取り付け可能。)
☆収納ポケットがジャケットタイプと同程度で標準装備されれば、バックフロートタイプのB.C.D.(日本アクアラング社製 B.C.D. 『PRO HD COMPACT』)の収納力が少ない欠点はなくなり理想形になる。
インフレーターホースレスタイプ(特殊機種)
メリット
- ジャケットタイプのB.C.D.の形状で、左脇腹のポケット部分にパワーインプレーターボタン&オーラルインフレーターボタンの変わりに、給気&排気用ののレバーがついていて非常にコンパクトに操作ができる。レバーを『上にあげたり』『下に下げたり』することで『レバー横に接続された中圧ホースから給気されたり、左肩口の排気バルブが開いて排気されたり』する。
- 給気排気のレバーが左ポケット部分に固定されているため、インフレーターホースのようにフラフラと動くことがなく、『マスクの死角に入って手探りで探すが見つからない』と言った通常機種のようなトラブルがない。
- 左手を高く上げてインフレーターホースを持ちあげる必要がなく最小限の動作で排気することができる。ただし排気バルブは左肩にあるので、身体を起こし、右肩を少し下げ、左肩を高く上げる排気姿勢は、インフレーターホースあり通常機種のB.C.D.と全く同じに行う必要がある。
デメリット
- オープンウォーターの講習の際には、インフレーターホースがあるタイプのレンタルB.C.D.を使用することが多い。その為講習終了後初めてB.C.D.を購入する際に急にインフレーターホースレスのB.C.D.を購入してしまうと、使用経験がない為不慣れなダイビング初心者では、操作がうまくできない可能性がある。
- B.C.D.の基本操作に慣れていない初心者のダイバーには不向き。最初はオープンフォーターの講習で慣れているインフレーターホースのある機種のB.C.D.で十分に経験を積み、十分にB.C.D.の操作に慣れてから2台目のB.C.D.に買い換える際に使用した方良い。そうすることで、インフレーターホースレスタイプの『給排気用のレバー操作がうまくできない』、といったトラブルのリスクを回避できる。
- インフレーターホースレスタイプの特殊機種のB.C.D.の場合は、ドライスーツ使用時にインフレーターホースがないため『ドライスーツ左手首のリストバルブからの排気操作とB.C.D.の左下のポケット付近にあるレバーを使用しての排気操作』を、別々に行う必要がある。そのため通常機種のB.C.D.にはない操作手順が一つ増えてしまう。(※ドライスーツ使用時インフレーターホースのある通常機種のB.C.D.であれば、ドライスーツの排気用のリストバルブを左手首に取り付けることで、水面からの潜降の際に『排気姿勢&排気操作』共に同じ動作で2つの器材の排気を同時に行うことができる。)
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☆結論として、インフレーターホースレスタイプの特殊機種のB.C.D.は、ウエットスーツ使用時もドライスーツ使用時も、初心者向きではない。基本のB.C.D操作に慣れた中級者、上級者が、ウエットスーツを使用する際のダイビングに向いているB.C.D.である。
(※伊豆高原ダイビングブログは、ダイビング未経験者〜ダイビング初心者の方向けの発信をしています。そのため、初心者の方にオススメしないインフレーターホースレスタイプの特殊機種のB.C.D.については、あえて画像を使用しておりません。)
BCDの選び方
浮力重視
- 多少B.C.D.のフィット感がゆるく、バランスが悪くても、大きな浮力で安心感を得たい人。
- 講習で使用した器材が変わるのが不安なので、どうしても講習の時と同じ器材を使用したい人。
- オープンウォーターの講習の際にジャケットタイプのB.C.D.を使用しても、特に何も不都合を感じなかった人。
→形状的に大きな浮力をえられる、ジャケットタイプのB.C.D.
バランス重視
- 講習の際に使用したジャケットタイプのB.C.D.のフィット感がゆるく、あそびが多かったために、バランスを取ることで苦労した人
- フィンで泳ぐ際に、表面積と体積の大きいジャケットタイプのB.C.D.の抵抗が大きく、水面移動&水中移動の際『進まない』『疲れる』と感じた人。
- 運動が苦手、水泳が苦手、体力がない、緊張して体がかたまってしまう、もともとバランスを取るのがにがて、などの理由で、ダイビング中のバランスを取るのが大変と感じている人。
→形状的に、自然にバランスを取る手助けをしてくれる、バックフロートタイプのB.C.D.
操作性重視
- 通常機種のB.C.D.が古くなり買い替えを検討している中級者、上級者の人
- 通常機種のB.C.D.が完璧に使いこなせるようになり、新しい操作性の道具を試してみたい人
- 左手でインフレーターホースを持ち上げる動作が、肩痛やその他怪我のなどの体の不調の為に難しいと感じる人
- 多少割高になっても、ウエットスーツでダイビングする際の操作性を、現状よりももっと向上させたい人
→通常機種のインフレーターホースの操作に『飽きた人、不満のある人』に新たな操作性を提供してくれる、ホースレスタイプのB.C.D.
料金重視
- オープンウォーターの講習やファンダイビングで、ダイビング中の水面&水中の移動やB.C.D.の操作で困ることがなかった人
- リーズナブルなB.C.D.を求めている人
→ジャケットタイプのB.C.D.またはバックフロートタイプ、両タイプを比較検討して予算に合わせてどちらにするか決める。
個人的な本音としては、遊泳時の姿勢バランスが良く抵抗の少ないバックフロートタイプのB.C.D.がダイビング中のストレスがほとんどなく、全ての初心者ダイバーにオススメです!
B.C.D.のメンテナンス
毎回のダイビングの際のメンテナンス(水洗い)
使用後は、給気排気の操作の際に海水が侵入するため内部の海水を抜いたのち、真水で洗い流す必要があります。
B.C.D.内部の海水の排水&洗浄
①B.C.D.をふくらます。
②B.C.D.本体を逆さまにする。
③インフレーターホース先端からオーラルインフレータボタン(排気ボタン)を押して海水を排水。(※この時は、左肩のインフレーターホースを固定しているマジックテープを外す。)
④水道のホースの強めの水流をオーラルインプレーターボタン(排気ボタン)押した状態で排気口に隙間なく押しつけ、B.C.D.内部の水が重くなりすぎない程度に水を入れてB.C.D.を上下左右に傾けて内部をゆすぎ、③と同じ手順で排水する。
年間のメンテナンス
レギュレーターのオーバーホールと同様に、1年に1度メーカーでオーバーホールをする必要がある。(※レギュレーターのオーバーホールも同様に1年に1度メーカーでオーバーホールをする必要があるので、両方セットで同じタイミングでオーバーホールをすることを考えておく)。
オーバーホールが必要な理由は、海水の塩分や海中の砂で『パワーインフレーターボタン(給気ボタン)』『オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)』のどちらか又は両方の内部で、乾いて結晶化した塩や砂が内部パーツの動きを妨げることで、通常は押し込んだら、元の位置に押し戻されるはずのそれぞれのボタンが、
- 押されたまま元に戻らない
- 逆に押せない
- 給気され続けてしまう
- 排気され続けてしまう
- 給気できない
- 排気できない
などの水中での『落下』『急浮上』につながる危険な不具合が発生する可能性がある。
そこで、『パワーインフレーターボタン(給気ボタン)』『オーラルインフレーターボタン(排気ボタン)』共に分解→洗浄→再組み立てのオーバーホールを年に1度おこなうように、各メーカーから義務付けられている。
(※オーバーホールの際は、薬品や超音波などを使用して、塩の結晶を取りのぞく。その後内部パーツの種類別に『金属パーツに油をさす』『Oリングにグリスを塗布する』などの適切なメンテナンスがおこなわれ、組み立てられ元の不純物のない綺麗な状態に戻すことができる。)
(※料金は『メーカー』『機種』『交換パーツの数』によってまちまちだが、おおよそ¥5,000〜¥10,000位)
オーバーホールの注意点
オーバーホールのイメージとしては、車の車検のようなものだが、車と違って法令で義務 付けられたルールでないため、オーバーホールをせずに何年も使用してしまう『無知なダイバー』『安全に対する認識が低いダイバー』が非常に多い。
初心者ダイバーの皆さんは、自分のB.C.D.を購入した際にオーバーホールを正しく理解して、1年に1度のオーバーホールのメンテナンスを必ず行いましょう。
オーバーホールを毎年同じ時期に定期的に行うだけで『給気が止まらない』『排気が止まらない』『給気ができない』『排気ができない』などの危険なトラブルに見舞われることがなくなり、安全で楽しいダイビングを安心して行えるようになります。
B.C.D.の耐久年数
毎年メンテナンスを繰り返すことで、オーラルインフレーターボタン(給気)とパワーインフレーターボタン(排気)のあるインフレーター部分の耐久年数は伸びます。
本体は、基本構造が化学繊維であるため『最終的には穴が空いたり』『縫い合わせ部分ががほつれたりして』長く使用していれば何年か後には必ず壊れて買い替えが必要になります。
月に1度のダイビングで、年間24本潜るダイバーもいれば、毎週潜って年間で100本近く潜るダイバーもいます。
丁寧に扱うダイバーもいれば、地面をひきづったり投げたりして、雑に扱うダイバーもいて、一概に何年持つかはわかりません。
年間の潜水本数が多く、雑に取り扱う方で5〜6年。
年間の潜水本数が少なく、丁寧に取り扱う方で長ければ10年位。
この程度が目安と思っておくと良いでしょう。
初心者が早い段階で、自分のB.C.D.を購入するべき理由
初心者の方には、早い段階で、自分のB.C.D.を持つことオススメしています。
レギュレーターのようにメーカーや機種が変わっっても大きく操作性が変わることのない器材と違い、同一メーカーでも、機種が変わるだけで『シリンダーへのセッティング』『シリンダーからの取り外し』『中性浮力を確保する際の給気排気のボタン(レバー)操作』『確保できる浮力の大きさ』『水面&水中でのバランス』『体に感じるフィット感』などが使用する機種によって大きく変わってしまう特徴があるからです。
早ければ、講習の時から、遅くても講習が終わってファンダイビングをスタートした初めの頃の段階で、自分のB.C.D.を持つことで、それ以降のB.C.D.の操作や使用感がその後変わることがなくなり、B.C.D.の操作及びバランスに『不安を感じること』『戸惑いを感じること』が全くなくなります。
レンタルを使用していると、ダイビングを行う場所によって毎回違うメーカーや違う機種を使用することになり、操作や使用感が毎回変わることで、毎回使用するB.C.D.『不安を感じたり』『戸惑いを感じたり』『使い方を覚えたり』しなければならず、いつまで経っても安定した操作を覚えることができず、不安を抱えたままダイビングを行うことになってしまいます。
ダイビングは、潜る前、潜っている最中に不安を持っていなければ、安全で楽しく潜ることができます。
逆に、潜る前や潜っている最中に、不安を感じながら潜ってしまうと、安全性が低下し楽しく潜ることができません。
初心者の頃から、楽しく安全にファンダイビングを楽しむためにも、早い段階で自分のB.C.D.を持っていつも変わらない安心感と操作性とバランスを確保してください。
その上で、そのB.C.D.を長くたくさん使い込むことによって、ほぼ自分の体の一部のように何も考えなくても自然に操作できるレベルまで成長することができるようになります。
『まだ慣れてないから、自分のB.C.D.を持つのはもっと潜ってから』と考えている初心者の方がいらしたらそれは間違いです。
上手くいかない部分を補ってフォローしてくれるのが、使いやすい機能性の高いB.C.D.です。
『まだ慣れていないからこそ、早く自分のタイプに合ったB.C.D.を揃えてその器材に自分の足りない部分や不安に感じている部分を補ってもらって』効率良くファンダイビングに慣れていくようにしましょう!
自分のB.C.D.を購入すると『元を取らなきゃ!』って意識が強くはたらいて、レンタルのB.C.D.を使っていた時に比べて、急速に上達する初心者ダイバーが多いよ!
まとめ
今回の記事では、
- B.C.D.捜査の重要ポイント3点
- B.C.D.の役割
- B.C.D.の種類とメリット、デメリット
- B.C.D.の選び方
- B.C.D.のメンテナンス
- 初心者が早い段階で、自分のB.C.D.を購入するべき理由
を解説しました。
初心者ダイバーの頃は、常にB.C.D.操作のことを頭の中で考えながらダビングをしなければいけないため、中性浮力のコントロールなどを難しく感じる方が多いです。
陸上の生活を考えてみれば、初めて『自転車や車』を運転した時も、覚えることが多すぎて大変だったと思います。
いざ運転できるようになっても、しばらくの間は『緊張しながら」『色々と考えながら』の運転が続いたと思います。しかし数ヶ月も経てば運転に慣れて『緊張することが少なくなり』『色々なことを考えなくても』運転操作ができるようになったはずす。
趣味で行うダイビングでは、毎日潜る事はできないので『自転車や車の運転に慣れるよりも』もう少し長い期間が必要です。それでもコンスタントに月に1度くらいのペースで潜り続ければ、誰でも1年(24本)くらいのダイビング経験で、ある程度の基本操作に慣れて、スムーズにダイビングができるようになります。
『習うより慣れろ』が、ダイビングの上達の近道です。
いろいろ考えてあまり潜らないよりも、いろいろなことを考えなくてもたくさん潜って経験を積む方が、ダイビングに早く慣れます。
- 今ダイビングが少し怖いと考えている人
- 今ダイビングが続けられるか心配な人
- 今ダイビングが他の人に迷惑かけてしまうのではと今ダイビングに不安がない人
- 今ダイビングが楽しい人
- 今だダイビングが早くしたくてたまらない人
たくさん潜ればどんな人でも普通にダイビングを楽しめるようになります。
初心者ダイバーの方々こそ
- とにかく、数をこなしてダイビングに慣れる。
- できるだけ早い段階で、自分専用のB.C.D.を揃え、毎回同じ操作ができる状態を確保する。
最初はそれだけを心がけて、楽しむ余裕があまりなかったとしても、頑張って潜っていきましょう!
そうする事で
「初めは大きかった不安が段々と少なくなり」
(不安大 > 楽しさ小)
「初めは小さかった楽しさが段々と大きくなります」
(不安小 < 楽しさ大)
今回は、操作の技術的にも、操作の知識的にも、器材所有の面でも、色々な準備と数多くの実践が一番必要なB.C.D.という器材について解説しました。
B.C.D.に関しては、解説ボリュームが大きいです。1度にすべてを覚えようとせず、自分に今一番必要な情報から少しずつ理解して、今後のファンダイビングやB.C.D.購入計画の参考にしください!
ダイビング器材の中でも一番取り扱いが難しいB.C.D.ですが『自分のB.C.D.を揃えて』『とにかくたくさん潜って』少しずつ確実にすべての取り扱いに慣れていくように、みんなでがんばっていきましょう!