ダイビングインストラクターが【初心者向け|ブーツの正しい選び方と使い方を解説!】

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ダイビングインストラクターが【初心者向け|ブーツの正しい選び方と使い方を解説!】

「ブーツなんて何を履いても一緒でしょ?」

初心者ダイバーに限らず、既にダイビングをある程度している「中級、上級ダイバー」でさえ、そう思っている人が多いのが実際のところです。

でも、よく考えてみてください。

どんなスポーツでも、足元の道具はとても重要です。フィンに全ての推進力を依存するダイビングにおいて、素足とフインの間を取り持つブーツが、なんでもいいわけがありません。

ブーツの厚さが厚過ぎれば、「足の力や細かい動きがフィンに伝わりにくい」。かといって、極端に薄すぎるブーツでは、「足の保温と保護をすることができない」。

目的別に様々な形状と厚さのが存在するブーツの中から、初心者の方が最初の一足を選ぶのは難しいでしょう。

そこでこの記事では、初心者が初めて使うのに適したオススメのブーツ「GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)」を紹介します。

「GULLのMEWフィン」とセットで使用することで、より快適に海中でのダイビングを楽しむことができます。

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【初心者向けダイビング器材解説】安全潜水の基本3点もインストラクターが解説!

とら吉
とら吉

最初に使いやすいブーツとフィンを揃えてしまえば、あとはフィンで泳ぐ事になれれば、ダイビングが上達する。逆に最初に使いにくいブーツとフィンを揃えてしまうと、どんなにダイビングの本数(回数)を潜っても、なかなか上達しないから気をつけてね!

オススメのGULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)

GULLのMEWブーツ(3mmタイプ)

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)をオススメする理由

このブーツGULLのMEWブーツは、初心者向け ダイビング器材解説 フィン編でご紹介した同じメーカーのGULLのフィンMEW用に作られた『3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ』のブーツです。

写真の数字の通り3mmの厚さで作られていて、MEWフィンを使用した時に、ダイレクトにフィンの感覚が足に伝わる様に(足からの力がダイレクトにフィンに伝わる様に)考えられています。

ブーツを使用せずに、素足でフィンをはいて潜ることをオススメしない理由

フィン泳法の事だけ考えれば、フィンの感覚を一番ダイレクトに足で感じる(足の力を一番ダイレクトにフィンに伝える)ために、素足で履くのが一番です。実際に、プロのインストラクターやガイドさんの中で、素足でダイビングをおこなう人もいます。

だからといって、実際に

  • 講習生
  • 一般のアマチュアダイバー


が、「素足でフィンをはく」と

  • 泳いでいるうちに靴擦れの様な状態になる。
  • 「岩場の出入り」「ボートの昇り降り」「海中の危険な生物」などで、「ふみつけてしまったり」「ぶつけたり」「刺されたり」する。

ことで、足をケガする可能性が高くオススメできません。

一般のアマチュアダイバーは、必ずブーツを履いてダイビングをする必要があります。

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)唯一の難点

ダイビング中は何も問題が無いGULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)のブーツですが

「ダイビング終了後に、水気をかわ乾かすために干したときに、内側が非常に乾きにくいこと」が唯一の難点です。

対処法

  • 完全に裏返して、先に内側を乾かす。
  • 内側が乾いてから、表に戻して、最後に外側を乾かす。
干す際には、このようにひっくり返して内側を先に乾かしましょう!

外側はすぐに乾くので、乾くまでに時間のかかる内側を、必ず先に干してください。

これさえ心得ておけば、実際に購入して使用した時に、こまることが無くなります。

とら吉
とら吉

ダイビング中に「ケガをしたり」、ダイビング前の準備の時に「ブーツの中がしめっていたり、クサかったり」したら、気分が悪いでしょ? 使いやすいブーツを正しく使って、気分良くダイビングしようね!

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)以外のブーツの種類

基本的にオススメしていないブーツの種類

  • GULLのMEWブーツ(5mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)。
  • 他メーカーのソックスタイプのネオプレーン製のブーツ。(本体の「生地」と「底のソール」の厚みが、GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)よりも、もっと厚い)
  • ファスナー付きブーツ。(「サイドファスナー付き」「生地が厚い」「ソールの厚さもデッキシューズくらい分厚く硬い」)

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)以外のブーツに関しては、このようなタイプのブーツがあります。

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)以外のブーツを使用する際のデメリット

  • フィンを履いた時にフィンのフィット感がキツくなる。
  • 本体やソールの厚いブーツに合わせると、フィンサイズが一回り大きくなり、脚への負担が増える。
  • ソールが厚いブーツは、フィンキックの際に足の裏にかかる負担が大きくなる。その為に、足の裏がつりやすくなる。
  • 「足の力がフィンに」「フィンからの感覚が素足に」伝わりにくくなる。

このように、GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)を使用するときに比べて、デメリットが多いです。

GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)以外のブーツを使用することは、基本的にオススメしせん。

とら吉
とら吉

「例外的にほかの種類のブーツを使用する場合」が有るけれど、基本的には、『GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)を使用してダイビングするのが正解』だよ!

ブーツの役割「保温」と「保護」

ブーツには、足の『保温』と『保護』大きく分けてこの2つの役割が有ります。

保温

どんなに水温が温かい海でも、体温よりも低い水温の海で潜ると、必ず足先が冷えてきます。もし素足でダイビングをしたら、足先からの冷えが全身に伝わり、体全体がとても冷えてしまいます。

「寒いのを我慢して素足で潜る」よりも、「ブーツをはいて潜った方が温かくて快適」です。ブーツをいてダイビングする事」は、冷えやすい海中環境に潜るダイビングでは、必ず必要なことです。

ダイビングを始めると時々素足でフィンを履いてダイビングをするプロやベテランのダイバーを見かけると思います。

一般のアマチュアダイバーが、寒さをガマンしてをして素足で潜る必要は、まったくありません。

保護

素足でダイビングをすると

  • 岩場の出入り
  • ボートの昇り降り
  • 海中の危険な生物

などで

  • ふんだり
  • ぶつけたり
  • さされたり

することで、足をケガしやすい。

一般のアマチュアダイバーは、足をケガしないように必ずブーツをはく必要があります。

相当なダイビング経験が有る、プロのインストラクターやベテランダイバーが、

  • 沖縄や海外の温かい海を潜る。
  • フィンスイミング(フィンで泳ぐこと)に特別なこだわりが有り、素足でフィンをはいて潜る。

場合が、あります。

初心者や一般のダイバーは、「プロのマネ」をしてケガのリスクが高い素足でフインをはいて潜る必要、まったくありません。

とら吉
とら吉

これからダイビングを本格的に始めて行く初心者のみんなは、きちんとブーツをはいて、「温かく、安全に』快適なダイビングをしていこう!

例外的にファスナーブーツをオススメする場合

ファスナー付きブーツ 

例外的にファスナー付きブーツをオススメする場合がある対象者①

  • 手の指の力が弱いお子様
  • 手の指の力が弱い女性
  • 手の指の力が弱い年配の人

手の指の力が弱人は、ジャストフィットで作られているファスナーの無いソックスタイプブーツだと、足の入る入り口の開口部分を広げて「はいたり、ぬいだり」することがむずかしい。

そのため、ブーツをはく時に、

  • 時間がかかり「あせってしまう」。
  • 時間がかかりすぎて「つかれてしまう」。
  • 時間をかけても「自分では出来ない」。

場合がある。

例外的にファスナー付きブーツをオススメする場合がある対象者①にあてはまる人は、
無理して「ファスナーがついていないソックスタイプのブーツ」を使用すると、スムーズに着脱することができない。

そのため、「潜る前の準備」の時点で、

  • 「疲れてしまう」。
  • みんなに迷惑をかけていると思い込み、「あせる」。
  • 自分自身で、自分のことがうまくできず、「自信がなくなる」。
  • 毎回ほかの人に手伝ってもらうため、「申し訳なく感じる」。

ことが多い。

これでは、潜る前の準備の段階から「肉体的にも」「精神的にも」かなりつかれます。このような状態は、ダイビング前のコンディションとしては、望ましくありません。安全に楽しくダイビングするためには、早急に改善する必要があります。

ソックスタイプのブーツが使いにくいと感じる人は、無理せず「ファスナー付きで、開口を大きく開けて着脱がスムーズにできる、別のタイプのブーツ」を使用してください。

自分にとって使いやすいブーツに変えた方が、トータルで考えた時には、ダイビングを快適におこなうことができます。

例外的にファスナー付きブーツをオススメする場合がある対象者②

  • 地面の凹凸などの足の裏の刺激に弱い人

このタイプの方は、ソックスタイプのソールが薄いブーツだと、地面が凹凸していたり、小石がたくさん転がっているところだと、

  • 足の裏が痛くて、歩きにくい(または、歩けない)。

場合がある。

「地面の凹凸などの足の裏の刺激に弱い人」は、ムリして「ブーツの底のソール部分が薄いソックスタイプのブーツ」を使用すると、「重たいシリンダーを背負っておこなう海の出入りの時点」で、

  • ダイビングをすること自体を苦痛に感じてしまう。

このような状態では、毎回行うダイビングの出入りの痛みのせいで、ダイビング全体の楽しさが半減してしまいます。痛みを感じることなく、安全に楽しくダイビングするためにも、早急に改善する必要があります。

ブーツの底の部分のソールが薄いソックスタイプのブーツが、痛くて使いにくい」と感じる人は、「ブーツの底の部分のソールが厚いファスナー付きのブーツ」を使用してください。

の裏の痛みを感じないブーツに変えた方が、一連のダイビングの流れ全体を、安心して楽しむことができます。

ファスナーブーツの底面

ファスナーブーツを使用する際のデメリット

  • ファスナーから海水が入り易くなり、ファスナー無しのソックスタイプのブーツに比べて、保温効果が低下する。
  • ブーツの底のソール部分が分厚いため「足の裏が疲れやすく」「足の裏がつりやすく」なる。
  • ブーツの底のソール部分が厚い分、「フルフットフィンだとフィット感がきつすぎて、着脱しにくくなる場合」がある。その時は、足にかかる負担は多少増えるが、「フルフットフィンに比べてフィット感に余裕があり、着脱のしやすいストラップフィン」をそろえる必要がある。

このように、ファスナー付きのブーツを使用することには、いくつかのデメリットが有ります。

「着脱の苦労や、歩く時の痛み」によって「大きなストレスを抱えてダイビングする」よりも、「着脱の苦労や、歩く時の痛み」などの「ストレスすから解放されて、快適なダイビングが出来る」ことの方がメリットが大きい。

「手の指の力が弱い人」「足の裏の刺激に弱い人」このようなダイバーの皆さんには、「ファスナー付きで厚底のソールのブーツ」を使用してください。

とら吉
とら吉

非常にまれだけど、「ファスナー付きなのに着脱がしにくい形状のブーツ」もあるから気をつけて!「これから購入する人も、いま持ってるブーツを買い替える人も」、ブーツを試着して「自分の足にあうか、ブーツの着脱がしやすいか」、確認するのを忘れないでね!!

まとめ

今回は、ダイビングの際に使用するブーツについて

  • オススメのブーツ『GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)
  • GULLのMEWブーツ(3mmネオプレーン製/ファスナーなしタイプ)以外のブーツの種類
  • ブーツの役割「保温」と「保護」
  • 例外的にファスナーブーツをオススメする場合

について解説しました。

ダイビングを快適に楽に行うためには、「3点セット」と呼ばれる

「良いマスク」

「良いスノーケル」

「良いフィン」

この3つの器材を正しく使用することが、ダイビングで一番大切な器材の準備となります。その中の一つ、「良いフィン」を快適に使用する為には、「良いブーツを選ぶこと」もかなり重要です。

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他の器材に比べて値段が安いので、「ブーツなんてなんでも同じでしょ?」と軽視されがちなブーツ。でも実際は、フィンと同じくらいに「どのブーツを使うか」で、「ダイビングをストレスなく快適におこなえるかどうか」が変わってきます。

「ブーツの着脱」でこまっているお客様のブーツを、「着脱のしやすいブーツ」に変えただけで、ダイビング全体がスムーズに出来る様になります。

  • 潜る前の準備がスムーズにできれば、実際のダイビングもスムーズにできるようになる。
  • 潜る前の準備がスムーズにできないと、実際のダイビングもスムーズにできない。

「たかがブーツ」「されどブーツ」です。

「使いやすいブーツ」を使用して、より快適なダイビングを楽しみましょう!

とら吉
とら吉

潜る前から「焦ったり」「疲れたり」「痛かったり」したら、リラックスしてダイビングを楽しむことはできないよ。ブーツに限らず、潜る前の準備はとても大切! 安全にリラックスしてダイビングを楽しむために、「自分にとって使いやすいブーツ」を、しっかり用意しようね!

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